読書感想文「人は誰もがリーダーである」平尾 誠二 (著)

今年2019年は,ラグビーワールドカップ日本大会の年である。共著もある京都大・山中伸弥教授が,平尾誠二とこの大会を見たかったと嘆いていたのが印象的だった。その平尾誠二の本。現在,氏の著書それぞれが入手困難となっているのだが,今回,初めて著書を読んで驚いた。ただのイケメン・ラガーマンじゃなかったんだ!小学生の頃からキャプテンやリーダーを担い,そのことに苦しみながらも,所属チームを栄光に導いてきた成果

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本にメモを書けない理由

私は、読んでいる本にメモを書けません。効果的な読書の方法で、本のページに自分の思考をメモすることがすすめられていますが、私にはできません。

なぜ、できないか。理由をあげると。

①本をきれいに扱いたい。

メモをする行為は、汚すのと同じように思ってしまう。ページの余白に、自分の汚い字が散らばっているのが許せない。視界の邪魔になる。読み返すときに、目移りして本文に集中できない。

②本が好き。

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読書感想文「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」大島 真寿美 (著)

「傑作を通じて,才能を世に知らしめる」ことを待ってもらうことが許された男・近松半二その人の物語である。中年になっても阿呆ぽんと呼ばれつつ,そうして待ったもらえた時間の末に,因果の渦の底に身を置き,立体的な関わりが筆を走らせた。
 治蔵や正三が虚無に襲われながらも,半二は酒や仕事に溺れない。芝居という虚の世界にズブズブと自分を沈め,「毒をもって毒を制す」ことで真っ黒な深淵を覗き込むのを防いだ。虚無は

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ああ本屋さんのにおい、いいなあ

「ああ本屋さんのにおい、いいなあ」
と言いながら、本屋の入口を通る人を見かけました。それだけで、なんだか気持ちがほわっと温かくなります。

出先にほんのちょっと覗くつもりが、本屋さんでがっつり時間を過ごしてしまい、今後の予定を思い浮かべ、まあいいかと諦めたことがあります。あれもしたい、これもしたいはあれど、とくに急ぐでも必要に迫られるでもない。

私はお出かけしたかった。ただそれだけなので、本屋さ

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本のお守り

こんばんは、せいるです(*ˊᵕˋ*)

今日は変な寝方をしたので、これまたギリギリ午前中(11:09)に起きました。ほぼ昨日と同じ時間。まぁ「午前中」だからいいや!これでいいのだ!

……そんなわけで、今日やったこと!

今日やったこと

①片付け
②図書館に行く

①片付け

盛大にわーっとそこらをひっくり返したのでは無く、乱れていた机を整理したくらいです。出しっぱなしのペンを片付けるとか、消し

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ありがとうございます✨ とても嬉しいです😆
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読書感想文「チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学」小川 さやか (著)

2019年,最もホットな一冊だ。抜群に面白い本なのだが,何が面白いのか。愛すべきキャラクターの主人公・カラマが面白いのか。カラマ大好きの著者である突撃姉さん・小川さやかが面白いのか,シェアリング経済と人が次々と入れ替わりながらも維持される香港のタンザニア・コミニュティとICTテクノロジーの関わりが面白いのか,いや,どれも面白いのだが,本当に面白いのは,こうした香港のウラ社会・ダークサイドを研究する

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本が"いつも"に戻してくれる

こんばんは。

また日があいてしまいました。

ようやく夏休みも終わり授業が始まり、頑張って元の生活に戻ろうとしているところです。

前回noteでも書いたように、夏休み中は本当にのんびり好きなように過ごしていたので、情報が多すぎる大学生活に急に引き戻されて、正直ちょっと疲れてしまっています。

友達に会えるのはうれしいけれど、一日に何人もに会って喋ると、どっと疲れる。 友達が苦手なわけではなくて

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うれしいです、ありがとうございます。
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💮「正しさ」は時に人を傷つける刃にもなる 「正しさ」とどのように付き合っていったらいいか【BOOK・美女の正体/下村一善】

美女の正体
下村 一善
集英社文庫

◇私の母は完璧主義だ。
何でも完璧にこなすことができるひとだ。
そのために常に努力をできる人だ。

それは本当に凄いことだと、心から思っている。
「完璧」なことって凄く美しいから、誰もがそうありたいと願ったことはあると思う。
でも、そのための努力は大変だし面倒なこと。多くの人が怠け心に負けてしまったという経験をしたことがあるのではないだろうか。
それに負けない

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読書感想『エレノア・オリファントは今日も元気です』

“Eleanor Oliphant Is Completely Fine”
by Gail Honeyman
『エレノア・オリファントは今日も元気です』
ゲイル・ハニーマン 著
西山志緒 訳

エレノア・オリファント 、30歳、独身。デザイン会社の経理。毎日同じ服を着て、同じ時間帯に働き、同じ夕飯を食べ、週末は本を読んでお酒を飲んで寝る。週に一回、毒親の母と緊張しながら話す。
顔の火傷と、合理

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読書感想文「戦国の教科書」天野 純希 (著), 今村 翔吾 (著), 木下 昌輝 (著), 澤田 瞳子 (著), その他

最新の歴史学の研究成果を踏まえ,歴史小説をアップデートさせようとする意欲的な試みである。6人の今,注目されるべき小説家が,下克上・軍師,合戦の作法,海賊,戦国大名と家臣,宗教・文化,武将の死に様のテーマに挑み,小説の面白さが解説・ブックガイドに直結する楽しみを与えてくれる良本だ。
 時代小説は,これまで江戸時代の軍記物や講談,浪曲などの影響が強く,歴史学上の新発見や新たな定説は置き去りにされること

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