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野球やスポーツ栄養の事を発信 打撃・投球・栄養を科学的根拠に基づいて発信します

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最近の記事

並進運動中の軸足の意識

球速を上げるには並進運動中の大腿骨は後方に傾斜している必要があります 大腿骨が起きてしまうと骨盤の回転半径が大きくなり回転速度が遅くなる可能性があります 股関節を引き込んで骨盤回旋速度を上げ、体幹の回旋速度も上げていくことが球速アップに関係しています

    • 肩痛を起こす選手のフォームの特徴

      投球動作における体幹回旋運動と肩甲骨周囲の筋活動の関連性 肩痛既往と既往無しの2群に分けた ・投球時期の胸郭と骨盤の回旋量 ・肩甲骨周囲の筋活動 を調べた。 肩痛群は ・ワインドアップからフットプラントにかけて胸郭の回旋角度の変化が低値 ・MERからボールリリースにかけての胸郭の回旋角度の変化が高値 ・ワインドアップからフットプラントにかけての骨盤の回旋角度の変化が低値 であった。 胸郭は肩痛群ではacceleration phaseで急激に角度変化を起こ

      • 球速を上げるための投球腕の軌跡について

        Relationship Between Arm Path, Ball Velocity, and Elbow Varus Torque in Professional Baseball Pitchers 投球時、ワインドアップで膝が最も高く上がったポイントからリードレッグが接地するまでの期間中に投球腕の軌跡が長くなると球速が上がる事がわかった。しかし、同時に肘関節内反トルクも上昇するため怪我に注意が必要である。 細かいデータはこちら ・球速と早期・後期・総腕軌道の間に

        • コントロールの良い選手の特徴【科学的根拠】

          投球位置の一貫性(リリース位置の一貫性)が良い選手は ・接地時に軸足股関節伸展が減少 ・接地時に軸足股関節内旋が増加 ・肘関節伸展時に非軸足股関節屈曲角度が減少 他の研究でも コントロール不良群では ・リードレッグ膝関節がリリース時に屈曲角度増加した ・コントロール不良群では肘関節内反トルクが増加、肩関節内旋トルクが増加 と結果が出ている。 接地するタイミングで軸足股関節は内旋に入り、骨盤が投球方向へ回転していっている事が考えられる。 リリースのタイミングでリ

        並進運動中の軸足の意識

          球速アップのための体幹機能

          投球方向へ回旋するための腹斜筋 股関節固定のための外旋筋、大殿筋、中殿筋、腸腰筋 エキセントリックで安定させるための多裂筋、脊柱起立筋 ボールリリース時に体幹前傾角が28°より大きくなると、10°ごとに肘関節内反モーメントは2.9N-m(P = .007)、ボール速度は0.7m/s(P = .002)増加した。とのこと 要するにリリースのときに前に倒れていれば球速が上がる この、前に倒す、という動作を安定させ確実にするための筋機能が上記のもの トレーニングあるのみ

          球速アップのための体幹機能