見出し画像

選択肢を一つに絞る

こんばんは、店舗コンサルタントとして独立を
目指して日々奮闘中の上野です。
毎日投稿57日目!

本日は、土曜日でしたが接客回数が少し少なく
4名でした。

しかし結果としては全てご成約。
1組あたりにかかった時間が10分程度でした。

本日試してみたことは、お客様のヒアリングを
もとに、選択肢を1つに限定すると言うことです。

もちろんお客様の抱える課題や、商品などに
よっては、1つまで絞ることが難しいことが
多いです。

しかし、お客様の潜在ニーズがその商品の唯一無二の
強みに繋がる場合は、1つに絞っておすすめすること
で悩む間がなくなる+従業員への信頼度も上がります。


今日の事例をざっくりですが、一つだけ紹介いたします。

〜セラミックヒーターを拝見していた男性のお客様〜
首を傾げながら顎に手を当てていたため、
「どれがいいか悩まれている」と推測しお声かけ。

「お客様悩まれているようなので、一緒にお選びさせて
ください。」

お客様「あ、ちょうど困ってたんだよ。どれにすればいいか
全然わかんなくて、、、」

この時点で、お客様の商品に対する知識はおそらく
ほとんどない状態だとわかりました。

「種類もいろいろあって迷いますよね。
ちなみに、リビング用でお探しですか?」

お客様「リビングでも使いたいし、使えるならどこでもかなぁ」

「なるほど、ではお部屋全体を暖めるというよりは
目の前に置いて体を直接暖めるのに使う用途ですか?」

お客様「そうそう、脱衣所とか、リビングとか、
キッチンとか、、、これから寒くなるとちょっと
部分的にあったかくなるようなのがほしいよね。」

この時点で2択までは絞れていました。
最後に1択に誘導するために以下の質問をしました。

「かしこまりました。ちなみに朝起きた直後にヒーター
とかつけられますか?」

お客様「つけるつける。朝が一番寒いからリビング
入った瞬間つけて手をあたためる。」

「立ち上がって体が暖かくなるまでの時間って地味に
きつくないですか?」

お客様「そうそう! 2、3分はかかるし、骨にくる」

この時点で1択に絞れました。
某メーカーのストーブです。
ヒーターではなく。

「かしこまりました。では、、、」

とおもむろに該当のストーブの方へ歩き出します。

「お客様。もう、、これです。
みられていたヒーターではなく、ストーブに
なってしまうんですが、一度試してみましょう。」

と展示品をコンセントに繋ぎ、スイッチをつけます。

お客様「え、すご! はや!」

「ですよね。これ、つけてから暖かくなるまで、、
0.2秒です。
しかも、コンパクトなので、脱衣所でもキッチンでも
どこにでも持っていけます。」

と持っていただくようにお客様の方に商品を渡します。

「めちゃくちゃ軽い!これに決めました!」

で即決していただきました。

この商品は、コンパクトさもそうですが、
特に軽さが売りです。
最後にあえて軽さは口に出さず、お客様に体感して
いただき、口に出していただくことで、
より印象に残してもらいやすくなります。


といった流れで、実質10分もかからずご購入していただき、

お客様「本当に助かったよ。こんなに早くいい買い物できる
と思わなかった。笑」

と言っていただけました。

今回の商品は、暖かくなるスピードという面で、
他のメーカーより圧倒的な特徴を持っていました。
お客様のニーズ(潜在ニーズ)がその圧倒的な特徴と合致すれば、
初めから1択に絞ることも可能になると実感しました。

お客様の持っている多くの選択肢をより早く排除することで、
ファンを作る+生産性の向上に繋がると思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?