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身の引き締まる青木雄二さんの作品_R5.2.23

リアル社会・アングラ・ためになるマンガ

 自分にとって、ためになったマンガというと、「カイジ」「金と銀」「ナニワ金融道」「闇金ウシジマくん」などが思いつく。
 
 世間の底辺・失敗者と思える人々の生態というか思考というか、そういう世界があらわされているマンガである。
 
 普通に生活していたら、世間の底辺とか失敗者とかを、あまり見ることができないだろう。だが、上記のマンガを読めば、底辺に落ちたり、失敗者が出てくるので、そうならないためのヒントが載っているともいえると思う。
 

青木雄二さんはマンガ「ナニワ金融道」の著者

 ただし、上記のアングラ・リアル的な漫画は、刺激が強すぎる。「闇金ウシジマくん」など、絵もリアルなので、トラウマものだと思う。読めば「真面目に働こう」と思いなおせるが、世の中をビビってみてしまうような、妙な心情になる。
 
 「カイジ」「金と銀」「ナニワ金融道」は、絵が独特‥なので、まだマイナスの感情にはならないけど、何度も漫画を読むのは、効率が悪い。
 上記のマンガのうち「ナニワ金融道」の青木雄二さんは、漫画家を卒業(!)した後、色々と本を書いていて、それを読むのもいい。
 
 2003年に亡くなっていて情報が古いし、マルクス経済学という今では絵空事と考えられているような思想がベースにあるので、その辺を前提にしないと、アレルギーとか偏った思い込みに向かうかもしれない。あくまで自分への戒めとして読むとよいだろう。
  

青木雄二さんお著作を久しぶりに読んでみました

 現在、自分は、会社で頑張ることにためらいがあり、隠居生活を考えてたり株を頑張ろうかとしておりましたが、株の結果は、ほとんど偶然であることも分かっておりまして、グルグルとループした思考になってます。

 青木雄二さんの本に隠居生活のこともかいてあるかもと、読んだのは2001年発刊を2009年に加筆・訂正したもので、相当古い。

 書いてあった趣旨は、
 ・株なんぞやるな。うまい話なんかあるわけない
 ・才能ないのだから、額に汗して働け
 ・身の丈にあった生活をしろ。
 という、身もふたもないもの。なぜなら、この世は資本主義で、労働者は資本家に搾取されていて、日本も政治が悪いから。
 
 労働基準法があるとか、日本は民主主義とか、青木さんが思っていることを書いていることが多く、データはそんなに載ってないから、すべてを信じるべきでもないけど、
 
 自分が生活しているのは、基本的に会社から給料もらっているわけで、それを続けろと言っていると。そう思ったわけです。
 

その常識は本当か?

 30年くらい前の日本では、「日本の土地は上昇し続けている」とか「日経平均6万円」とか経済評論家は発言していたようで、同じ人がいまも経済評論をしているらしい。

 今の投資の情報では、「アメリカ株は過去200年上昇し続けている」、「資本主義の世界経済は成長し続ける」とか宣伝されている。

 なんだか株に自信がなくなってきた。
 額に汗して働くことの重要さを、改めて思い出した。


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