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【ダイハツ不正】報告書雑感:トヨタへ影響回避のため?_R5.12.21

 ダイハツが車の安全試験を改ざんしていた等の問題で報告書を公表し、国内外で販売する全車種を出荷停止という措置を自主的(と思うけど…?)に取った。報告書及び措置はR5.12.20。

 私、配当やらボーナスやらの資金でPER・PBRから割安で円安メリットを受ける日産自動車の株式購入を検討していたけど、アメリカ景気が悪化するだろうとも思っていて、躊躇していたところにこのニュース!
 同業他社が売れないなら、日産にも恩恵あると踏んで、購入に前に向きになったのです。

 そして、ニュースやYoutubeで調べると、
全車種出荷措置は、自動車の不正問題はいろいろあったけど、前例のない影響の大きい措置
・発表日がこの時期ということは、年末年始をかけて処理したい意図が見受けられる。つまり、かなり大きな問題

 と、いうことで、日産株を購入。でも、今日は下がりました。まあ、こんなもんですよ…

 ですが、なんとなくダイハツの報告書読んでみました。
 ダイハツのHPにありましたが、トヨタの完全子会社なのにトヨタイムズとかに載っていないことに疑念を持つのは、穿って見すぎでしょうか。
 報告書は、弁護士2名と元国交省自動車部の技術部門の人の第三者によるもののようです。(国交省への配慮もバッチし?)
 あ、すみませんが、ざっくりしか読んでません。
 まあ、報告書も「ヒアリングとかしたけど任意で強制力もないし、今後の捜査等で報告書と違ったことが出てくるかもだけど、勘弁」みたいなこと書いてあったんで、このNOTEも適当でいいっしょ!

 報告書によると
 やっちまったことは、
・本当はやらなきゃいけない試験を、やらなかったり・忘れてたり・自信が無かったりしてたので、似たような試験のデータでやったことにしたり・細工して通りやすくしたりした。

 なんでやっちまったかと言うと、
・例えば、外国仕様に変えるときに安全性もテストすることになってるけど、基本的な仕様で安全証明されているのだから、当然安全だろうという認識。
上層部も、生産・販売計画も当然安全の認識で、試験1回のスケジュールになっていて、リスケ不可。その重圧に負けた。

 じゃあ、現場(係長級以下)が悪いのかと言うと、そうではなくて、
悪いのはそういう風に仕向けた経営陣
・でも、組織的な関与はなく、現場(係長級以下)が独断的に実行してた。
30年くらい前から不正はあったけど、急増したのは最近

【雑感】
・ストーリーとして、成り立たなくもない。国交省が納得するかもしれない。ただ、違和感ありまくり。
30年も前からやってれば、やっていた人間が少しは出世しているはずだから、知らないはずもないだろう。組織的関与が無いとは思えない
・組織的関与を否定するんは、トヨタからの出向社員とかへの影響を回避するためじゃないの?
・ダイハツがこんな状況なら、トヨタだって試験不正してんじゃないの?
・自動車業界で色々不正があったのに不正が増えたのは、トヨタの子会社になって、計画への重圧が増えたからじゃないの?
・上記の?を回避するためのストーリーに思えた。
・国交省(行政)がどう動くか。まあ、世間の反応とか色々見ながらになってしまうのだろうけど…。「報告書・謝罪」これは良いけど、「社長辞任否定」はマイナス。まあ、そのうち社長は辞任確定ですけど、だったらさっさと辞任しないとね!それなのに辞任しないのは、やはりトヨタへの波及回避?
・もしかすると、国交省とダイハツ側(トヨタ)と話がついていて、年末年始使って国が早急に再認証確認するという可能性もある。でも、それならばもっとトヨタが前に出そうなものだけど…トヨタの生産開発工程への国交省関与を避けているのか?

 と、まあ、いろいろ思いましたが、日本の基幹産業の自動車で生ぬるいことやってたらヤバい。国交省には鋭い批判をしてほしいけど、トヨタのあらゆる力に抵抗できるのかというと、それも分からない。
 トヨタから外部取締役とか技術顧問とかの名で「天下りポスト」をこっそり沢山用意されたら、国交省もなあなあで済ますだろうね。
 世の中、そんなものだから、やっぱりそんな感じになってしまうか。
 ということは、トヨタの株価が落ち切ったところ(ってどこか分からんが)買う戦略もある。
 日産は現在PER:6・PBR:0.4程度。トヨタは現在PER:9・PBR:1程度。だいたい日産並みと仮定して、株価が3割~半減したころが買い時かな?
 
いや、イベントと株価見ながら?国交省の行政処分発表の前あたり?(いつなんでしょね?聴聞とか弁明書とかリークされるかな…)
 まあ、私は購入資金無くなったから、買えないのですけどね。あっても流石に買わないと思います。自信ないので。

 

 



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