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農作業と身体の使い方 〜農業エトセトラ〜

農作業は身体へのダメージがなかなか大きいです。
腰の曲がったお婆さん、というのは農村風景の中でよく目にします。
「あんなふうに腰が曲がった老後は嫌だ」と10代の時には思ったりしたものですが、自分もすっかりその予備軍になっている気がします。

農作業は、前傾姿勢で肩を丸めて長時間踏ん張っていることが多いです。
前屈みなので腰は痛いし、猫背になるし、腰や背中は突っ張るし、挙句に足の付け根が痛くてたまらない時もあります。
だから、腰の曲がったお婆さんは長年の勤労の結果、腰が曲がっちゃうのかな、と今は思えるようになりました。
私は我慢強くないので、「腰痛い!もう作業は止める!!整体行く!!!」とすぐ根を上げますが、それでも将来腰が曲がってくる予感があります。

そんな中、身体の動く限り、いただいた身体を使い尽くしたい!という気持ちが今年になって湧いてきました。
アスリートが身体能力の極限に挑むみたいに、私も農作業で自分の身体能力を使い尽くしてみたい、という興味が湧いてきたのです。
今年の前半は、パーソナルジムで筋トレに初挑戦。
でも、暑いし、農作業でヘトヘトなところにウェイトトレーニングはキツくて、農作業の繁忙期中の今は休止中です。
休止前は、自分の身体が意外に伸びやかに動いたので、農作業のおかげで身体が動くなぁ、と自画自賛していました。
今は、呼吸法や身体の芯を整える動き方、が目下興味のあるところとなっています。
しなやかでのびのびと動く身体を獲得するぞ!と楽しみに色々と挑戦しようと思います。
それが結果的に、農作業をますます楽しく行えることに繋がっていきます。

肉体労働が多い職業は他にも多々ありますが、本当に身体を酷使します。
ここに今年は酷暑が続きましたから、目に見えていない身体の中へのダメージも大きかったのではないかと思います。
私も今は無理が利きますが、年々、この身体の使い方を後10年続けるのは難しいぞ、と実感してきました。
女性は更年期があって肉体の生まれ変わりのような変化が待ち受けますし、
辛くなってから対処するより、辛くなる前に少しでもできる事はないかな、と思うのです。
それは男性でも同じですよね。
過ぎたるは及ばざるが如し

人生100年時代になると言われますが、100年あるならどんな風に生きたいか、
その一つとして自分の肉体と向き合ってみたいなと考えます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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