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天皇賞(秋)予想 (毎日日記を書く ~88日目~)

 DCXです。外れた馬券代は観戦料、と思えば実質負けはない。


 

要約

 長文になってしまったので先に結論だけ。自分の◎は7 イクイノックス。各馬の並びによる展開の有利と、脚質の自在さを評価し、最も勝率が高いと考えました。


はじめに

待ちに待った天皇賞(秋)。春の競馬が終わったころから、今年の天皇賞(秋)はかなり良いメンバーが集まりそうだと楽しみにしている方も多かったと思います。私もその一人でした。そしてやはり現役最強を決めるに相当する素晴らしいメンバーが揃いました。

 GI連勝中のイクイノックス、それをダービーで破ったドウデュース、2頭と好勝負を繰り広げたダノンベルーガ。さらに大阪杯でGI制覇を果たしたジャックドール、それをハナ差まで追い詰めたスターズオンアース等。さらに夏の札幌記念を快勝したプログノーシスも有力候補となりました。

 非常に好メンバーが揃いましたので、かなわないと思って回避する馬も多く、11頭立てと少ない頭数になりました。それだけ一流馬たちの真っ向勝負が見られるのは非常に楽しみです。

 スターズオンアースは残念ながら体調不良で回避となってしまいました。観戦者目線では有力馬の回避は残念なニュースでした。上位争いをする可能性もあるくらい実力のある馬だったんですが…。一方予想家目線だと有力候補が減って予想しやすくなったかもしれません。 


土曜の東京芝レースの特徴

それでは予想に移っていきます。まずは土曜の東京競馬場のレース内容から好走する馬のパターンを探していきます。

 土曜の東京芝のレースを見て、まず気になったのは、

6レースすべてで1番人気が馬券内

でした。1番人気馬は4勝、2着1回、3着1回という抜群の好成績。また2番人気も1勝、2着2回とまずますの成績。実力のある馬が順当に結果を出しているのが分かります。

 他に意外に思ったデータとして、

上がり最速馬の勝利は1回のみ

というのがありました。東京は早い上がりが求められるイメージなので意外でしたが、じゃあ先行有利かというとそうでもなさそう。10番手以下から上がり最速を使って差し損ねたみたいな馬が多かったです。特に顕著だったのは10Rの紅葉S、馬群が相当縦長になった結果、上がり最速の3頭が下から3位を独占するみたいな状況でした。どちらかというと、

好位~中団につけた馬の中で、最も早い上がりを使った馬が勝つ

というのが正しそうです。


コースの特徴

 天皇賞(秋)のコースは、スタートから最初のコーナーまでが短いので、外枠の馬は若干不利です。実際2桁馬番の勝利は過去10年ではありません。

JRA公式(https://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2023/1029_1/race.html)より引用。

 また坂が中盤と直線半ばの2回あり、直線も長いため、長く良い脚を使える馬が力を発揮できるでしょう。


各馬の評価、印

 それでは自分の予想の結論に移ります。先に言っておきます、かなりありきたりな予想になってしまいました。実力のある馬を順当に評価する形になりました。

◎7 イクイノックス

 どの角度から予想しても結局この馬にたどり着きます。単勝は記事執筆時点で1.5倍の大本命。去年の天皇賞(秋)からGI4連勝中の世界最強馬。7番枠は去年の本レースと同じです。運命感じるんでしたよね?

 なぜこの馬が本命かというと、脚質が自在だから。昨年の有馬記念では中団待機から抜け出したと思ったらドバイでは先行、宝塚記念では後方からまくりと、様々な戦法でGIを制しているのがこの馬の強みです。展開次第で複数の勝ちパターンを見いだせるのが、有力馬が集う本レースで最も有利に働くでしょう。展開的にも、この馬が最も有利になる可能性が高いと思っています。

 唯一懸念すべき点は、この秋の最大目標がジャパンCということ。しかしジャパンC出走はドウデュースも同じですし、何より調教の様子を見ると、今回も絶対に落とせないという陣営の気合が感じられます。

○3 ドウデュース

 対抗はやはりこの馬。記事執筆時点では単勝3.7倍の2番人気。今回のメンバーで唯一イクイノックスに先着経験あり。昨年ダービーではイクイノックスを上回る末脚を見せ勝利していますので、東京コースへの適性も十分と思われます。

 懸念点は休み明けであること。レースは8か月ぶりで、どこまでこの馬の力を出し切れるかに注目です。しかし、調教の内容を見るに、良く動いていて、休み明けでも十分走れる状態だと思います。

 なぜこちらを対抗にしたかというと、展開的にやや不利と思ったからです。ドウデュースはこれまで差しの競馬が中心でしたので今回も中団に控える形となると思うのですが、その時に周囲の馬が邪魔で追い出すのが遅れる可能性があると思っています。自分は、直線入口あたりの隊列はこんな感じになると予想しています。


10ジャック

1ノース
2エヒト   5ガイア
4ダノン   6パレス
3デュース   7ノックス   8イグアス
9プログ   11ハダル


 内枠に2エヒト、5ガイアフォースなどの先行馬が多く、さらに4ダノンベルーガもやや前に行きそうなので、ドウデュースの前が結構詰まっていて、さらに横からは7イクイノックスも進出していきますので、コース取りが難しくなると思うんですね。うまく馬群を捌くか、少し下げて外に出しイクイノックスの直後に進出かの2択でしょうか。プログノーシスもイクイノックスの後ろにつけて進出したいと思うので、その進路次第では外は難しいかもしれません。逆に、うまく馬群を捌ければイクイノックスよりロスが少ないのでチャンスです。

▲10 ジャックドール

 2強の体制を唯一崩せると思うのがこの馬です。前走、前々走は適正外のコースなので敗戦は度外視できるでしょう。むしろ東京2000mがこの馬にとって最も強いコースだと思います。今回のメンバーでは唯一の逃げ馬で、逃げさせたらかなりしぶとい馬です。4コーナーを1番手で通過したレースの成績は(6, 0, 0, 2)とかなり良く、有力馬に差しが多い今回は中団で互いにけん制し合い、前への意識が弱まって、逃げが決まる可能性も結構あるんじゃないかと思っています。東京2000mの持ちタイム(1:57:4)もメンバー中最速です。あと追い切りがすごく良かった。迫力があったし、ラスト200m11.0秒と、ものすごく走ってくれそうな気配が感じられましたね。

 懸念点は外枠を引いてしまったこと。1ノースブリッジも逃げ経験のある馬ですし、逃げられなかったり、先頭に行けたとしても体力を消耗してしまう可能性があります。逃げられるか否かに関わらず、4コーナーあたりでペースを上げて先頭に立ち、後ろの馬との距離を離す展開が理想でしょう。本レースの逃げの成績が良くない(昨年のパンサラッサ以外着外)のもやや心配です。

 この馬にとっては、パンサラッサのいた昨年よりはレースがしやすそうだと思いますので、昨年のリベンジに期待です。舐められたときの逃げ馬ほど怖いものはありません。

ちなみに私はジャックドールが現役の競走馬の中で一番の推しです。この馬のために昨年の金鯱賞を現地に見に行って、凄いレースを見せてくれたからです。人生で初めて3連複を当てたのもそのレースでしたし。というわけでちょっと贔屓目の評価をしてます。もう一度感動を見せてほしい、君ならできるはず。

△4 ダノンベルーガ

 昨年3着で、このコースへの適性はメンバー中でもトップクラス。この馬の魅力は意外と前目のポジションが取れること。イクイノックスやドウデュースよりも前に行けると思います。もしも後方の馬が抜け出すのに手間取った場合、この馬にもチャンスが回ってくるでしょう。

 懸念点はやはり上位2頭に対するキレ負けでしょうか。先に抜け出していないと厳しいとは思いますが、この馬が後続よりスムーズに抜け出せる可能性はそれなりにあると思ってます。

 昨年のダービーの借りを返せるチャンスはおそらく今回が最後だと思うので、個人的に頑張ってほしい1頭ですね。


他の注目馬

 9 プログノーシス、5 ガイアフォースにも注目しています。しかしオッズの関係上点数を削らないといけないので無印としました。

 プログノーシスはメンバー中でもトップクラスの末脚が魅力的ですが、東京2000mのような時計が速くなる場の適性がやや疑問です。札幌や香港などの時計のかかる競馬場での活躍の方が目立つイメージです。

 ガイアフォースはペースの流れる競馬を得意としており、今回のメンバーの中で芝2000mを唯一1分56秒台で走った経験があります。ハイペースもしくは前有利の展開なら残せるかも。


買い方

 4頭の馬に注目してきましたが、こいつらをどう買うかが非常に悩ましいです。今回みたいに、

1番人気 > 2番人気 >>> その他

みたいなオッズになっているときは、1番人気の単勝も儲かりませんし、馬連やワイドも1,2番人気決着だと儲からないので、買い方が非常に難しいです。人気馬に高い評価を付けたので点数はできるだけ絞りたいですね。

 正直、単勝で買うなら、イクイノックス(倍)、ドウデュース(倍)ともにあまりおいしくないと思っています。イクイノックスは2倍以上、ドウデュースは4倍以上ついてくれるなら考えたんですが。

 なので、ワイド、馬連、3連複で勝負したい。この中のいずれかで買おうと思っています。

  1. ワイド  3 - 7   1点

  2. 馬連  7 - 3, 10   2点

  3. 3連複  7 - 3, 4, 10   3点

 正直あまり儲からなさそうなので、買わないという選択肢も1つだと思います。


おわりに

 以前からかなり期待していたレースだったので、気合の入った長文になってしまいました。最後まで読んでくださった方はありがとうございます。それではまた。

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