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カサンドラを巡って〜定型発達 vs ASDは論点のすり替え

※この投稿は2分で読めます。ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

最近X(旧Twitter)を見ていると、カサンドラ症候群に関してきな臭い投稿が増えてきました。定型発達(と思われる)の妻側が、ASDの夫に対して罵詈雑言を浴びせる投稿を見かけるようになりました。中には閲覧注意レベルの、差別的な内容も散見されます。

背景を説明すると、元々はASD・カサンドラ症候群などという概念がなかった時代には、亭主関白とか夫源病とか、あるいはもっと言うと日本の社会全体に男尊女卑の傾向があって、妻側は泣き寝入りするしかありませんでした。

そこに発達障害、ASDの概念入ってきてカサンドラ症候群という言葉が広まり、「なんだ、私の調子が悪いのはASDの夫のせいじゃん」という風潮が広まりました。

するとASD側の夫も「ASDなんだから仕方ないじゃん。特性なんだからもっと理解してよ、社会が寛容になればいい」と反論します。ASDの方は他罰的(周りのせいにしがち)な傾向があり、自分の考えも曲げません。こういった自身の特性はASD側も自覚してみてもいいかもしれません。

定型発達(と思われる)の妻たちは(ASDの方たちとは違い)本音と建て前を使い分けますから、本音をSNSにぶちまけます。またそれを見てASD側が反応して、、と、この水掛け論はにっちもさっちも行きません。ただ冒頭にも書きましたが、最近の投稿は目を覆いたくなるような内容が多いです

カサンドラ症候群は、個人的には極論夫婦の問題だと思っていて、自分たち夫婦の問題をカサンドラという名前を借りて汎化してASD全体を攻撃するのは間違っているし、自分の問題を棚に上げて責任転嫁、ネットを使って八つ当たりしているに過ぎないと思っています。

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