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13. イベント業務とリーダー業務/渡り介護士の見る景色

介護士として在籍期間が長くなってくると、前述の委員会委員もそうだが〝あらゆる施設内のイベントの担当〟これも強制的に割り振られる。

私の経験だと例えば
〝映画鑑賞会〟これは毎月行われていて、当日までに利用者が喜びそうな2時間以内の映画を選びレンタルショップに勤務時間外に借りに行く。

春は野外で〝お花見会〟担当者は予定の公園へ駐車場の有無、花見のコース、絶景スポットなど事前に勤務時間外にチェックしておくと良い。

お盆の〝夏祭り〟担当者はお祭りで使うアイテムを確認して勤務時間外に雑貨屋など巡る、例えばビンゴゲームの景品、屋台の備品や食材など。

冬の〝クリスマス会〟は夏祭りとほぼ同じで勤務時間外に…。
毎月の〝お誕生日会〟の担当者は利用者のプレゼントを勤務時間外に…。

と施設のイベントに必要な行動でさえ、勤務時間内に介護士は仕事をさせてもらえないのだ。勤務中に「買い出し行ってきま〜す。」みたいなものは、ほぼ見た事がない。

この様に在職期間が増えてくると、その施設によって本当に色々な事をやる事になる。
〝介護士の種類〟の話をしたが、もう一度、次を見て欲しい。

4.介護士の種類 より

緑色枠の方々、こちらはリーダーなど何か責任のある立場に立たされがちな方々である。人望厚くテキパキと仕事をこなせる人ばかりではない。共通点としては〝見る限り、仕事に対する姿勢が悪くない、大きな問題もなくひと通りこなせている〟という所だろう。

国家資格である介護福祉士を持っていると選ばれ易い場合もある。現場のリーダー等が退職などして穴が空くと、この枠の中の経験年数が経ったそれっぽい介護士に役割が回ってくるのだ。

リーダーというと素晴らしい立場の様だが、蓋を開ければ雑用係みたいな物である。
少しのお手当と引き換えに膨大な仕事と責任を持押し付けられる。もちろん元々の仕事をしながらで、リーダー業務に取り組む時間など新しくもらえる訳ではない。

管理職からも医療職からも何かあれば指摘され、毎月の目標とかシフト作成したり、現場の管理とかリーダー会議だとか。さらには細かな備品がなくなれば、買いに行ったりとかもする。サービス残業したり休憩時間にやったり家に仕事を持ち帰ったり各リーダーやり方は様々である。

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