『ただ、一緒に生きている』
今年のベスト本を決めるにあたり読書記録を見返すと、今日までで115冊読んでいました。9月から10月が読めなかったからこんなもんか。独身一人暮らしで時間をもて余していたときは、年間180冊くらい読んでいた気がします。
そんな中でベスト本に選んだのは『ただ、一緒に生きている』という坂本美雨さんの本です。坂本美雨さんは、Tokyo FMでパーソナリティーをされているので存じ上げてはいましたが、御著書を読むのは初めてでした。美雨さんの娘さんや、育児にまつわる新聞の連載記事をまとめてある本です。
一番印象的だったのは、娘さんとの友達のような関係性。もちろん小さい頃は親がやってあげることは多いけれど、育つにつれてより目線が対等になっていくところが、いいなぁ、素敵だなぁと思いました。国内外を一緒に旅したり、相手を尊重して言葉を選びながら自分の思いや考えを伝えたり。そして文章や写真からは、娘さんへの愛しさが溢れています。
美雨さんといえばねこ好きでも有名ですが、子どもを産む前に「ねこより愛せるか不安だった」ようです。実際に産んだらそんな心配吹き飛んだみたいですけど。愛って限界がないなぁと思わせてくれる本です。
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