子育て=発育−お行儀
子育てをしていると、発育についてあーすればいいよ、こーすればいいよと色んな情報がある。
たまに、本当かな?とツッコミを入れたくなる情報もある。
自分も含め、数々のこどもがそれを実践していなくても、スクスクと育っていますよといいたくなる。
そして、なぜそうすることが良いのか根拠が薄いことも多い。
歯の健康もここ数十年で脚光をあび、乳歯のころからしっかりケアするのが一般的になっている。
そんな中で、噛む力や歯の発育?を育てる為には、両足をしっかり地面に付けて食事を食べる方がいいという情報があった。
ほんとうかな?
椅子に座り始めて、歯も生え揃ってくるのって1歳過ぎぐらいを想定しているのかな?
いったい何人のこどもがそんな立派な姿勢で食事ができるのか。
このデータは何人のこどもから得たものなのか。
両足をつけることで、踏ん張れる。
踏ん張ることで、噛む力も増す。
言わんとしていることはわからんではない。
でも僕がこどもころはそんなこと言われてないから膝立ちや、あぐら、椅子に座って足をブラブラ状態で食べていたことだろう。
そうして育った僕は歯並びが悪いわけでも噛む力が弱いも思ったこともなく、何不自由なく過ごしている。
もし、こどものころ足を付けて食べていたらもっと歯並びもよく、噛む力も増していたのかな?
なんとも信じがたい。
だからしなくていいと言っているのではない。
姿勢よく食べることは、消化にも良いし、よく噛めることは素晴らしいことだ。
そしてお行儀が良い。
この両足を付けて食べると良いという理論の理想形は立って食べることでは?
しっかり両足で踏ん張り、食べることができる。
でもパパ、ママは怒るよね?
発育にいいはずなのに。
世間体やお行儀が発育より重視されている。
人間は社会的な生き物なのでお行儀も生きていく上では重要ということかな。
でもお行儀なんて気にしなければこどもに対して注意することは激減する。
こどものやりたいとこは大人の非常識だから。
そうやってまたお行儀の良い大人に成長し、こどもにお行儀を教えていく。
そうやって子孫を繋いできた僕たちはこの連鎖から抜け出すことはできないだろう。
だから子育ては発育をなるべく良い環境で促しつつ、お行儀(世間体)にも気を配る必要がある。
むっずかしいー!
だからあれがいいとか、これがいいとか惑わさないで。
でもなるべく良い環境でと願うのが親心。
子育ては直接せっするものと、環境を整えるものがある。
情報の取捨選択を頑張るのだ。
エセ科学に騙されるな。
ではまた。
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