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転職の薦め

かつてこんなことを言ったことがあります。

「現場がバタバタしてるのは、本部がダメな証。本部がバタバタしてるのは現場がダメな証。どちらもバタバタしているのは経営層がダメな証」だと。

実はここ数日更新してなかったのには理由がありまして、先日よりある上場企業の倉庫にコンサルタントとして有償で仕事をしています。

そこは自宅から自転車で15分程の距離にある倉庫街の一角なのですが、月曜日から日曜日まで必ず誰かが出勤をして動いているのですが、常にバタバタしています。

営業サイドは見ていないので何とも言い切れませんが、営業からは毎日のように追加の発送手配や、誤配の連絡などが入り、それに対して倉庫は常に黙々とそれでいてバタバタと仕事をしています。

そこで冒頭の言葉を思い出したのですが、我ながら言い得て妙だなと。

数万点ある商品を、目視と手作業で確認して出庫したり、入庫させたりしています。

これって何でDX化をしないんだろうか?と疑問。

高校生の時にレンタカー屋さんでバイトをしていたことがありますが、その時には◯月◯日◯◯時から◯日の◯◯時までバンは予約が入っているので他の予約は受けられないと高校生のバイトでもわかる仕組みが(当時はデジタルではないにしろ)出来ていました。

今やバーコード管理をしてウェラブルの読み込み装置で瞬時に在庫がわかったりするシステムまであるのに、どう言うわけか現場が「感覚」で仕事をしています。上場企業がです。

これはもう経営層が愚かだと言い切ります。もちろんそう言うレポートを出します。

但し倉庫と言う片方しか見ていないので単純に営業がボンクラとは言いません。

現場を知らない経営層が偉そうに「誤配が多い!改善しろ!」と言うのは愚行です。

私はこんな会社の営業もしたくないし、現場にも入りたくない。もちろんコンサルとして現場仕事を手伝っていますが、経営層のおおよその所業はわかりますからね。

クライアントには今や日本では名だたるシステム構築会社があったりするのに、導入はしない。検討はしているのかもしれませんが、人海戦術で乗り切ってしまっています。

雇用の創出と言えば聴こえは良いのですが典型的なダメ会社だと5日も入り込んでいたらわかりました。

仕事なんて文句を言う前に動けと思うわけですが、この現場は文句を言いながら動いてます。この文句が本部(経営層)に伝わる仕組みがないから現場は疲弊して人が定着しないのは明らか。

もっと現場を見て経営しないと、そのうち収益性が下がり株価も下落するでしょう。

ベンチャーだとか、スタートアップだとかやたらと横文字で言いますが、結局は企業は人なのです。

その人を蔑ろにしては成り立たないのです。

もしこれを経営者が読むことがあったら、閑散期には現場に入ることをお勧めします。

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