見出し画像

光明。されど曙光。/パンピー、PKを蹴る。 以上2本でお送りします(第26回JFL第6節・Honda FC対ミネベアミツミFC)


5節を終えて。現況

JFLもはや6節。全試合の1/6が消化された。しかしHonda FCの状況が芳しくない。たしかに、近年のHonda FCはスロースターターである。去年に至っては5節終了時点で1勝2敗2引き分け、勝点5だった。今年は1勝1敗3引き分け。勝点6。まだマシ、と言えばマシとも言える状況ではある。

だが、コトはそうも言ってられないほど風雲急を告げている。ここまでHonda FCは得点2。内1点はオウンゴール【いわゆる自○点】だ。つまるところ、Honda FCの原動力とも言える攻撃が凍りついてしまっているのだ。
昨年MVPの13番岡﨑優希選手を筆頭としたFW陣に未だ得点がなく、ボールを動かせてもあと一歩の詰めが足りない。しかも、先週はFCティアモ枚方に0-1で敗北を喫してしまった。その上、高知ユナイテッドSCが5連勝をして勝点15で独走しつつある。
先々週――つまり前回の観戦記までは「引き分けでもいい」と書いていた筆者も、いよいよそうとは言ってられなくなってきてしまった。ケツカッチンである

そんな状況下で、Honda FCはホームにミネベアミツミFCを迎えた。ミネベアミツミFC――旧ホンダロックSC――は昨年独走で得点王を奪取した日野友貴選手をFC今治(J3)に引き抜かれ、1勝2敗2分の勝点5、得点3・失点6とHonda FCよりも下の順位に甘んじている。
だが、これをもって優位と見るのは禁物だ。昨年第5節、筆者はHonda FCがまさかのホーム連敗を喫する姿を見てしまった。首位を追走するためにも、昨年の雪辱を晴らすためにも、そしてここから浮上するためにも、この試合での敗北は決して許されない。筆者は期待と不安に苛まれながら、Honda都田サッカー場へと向かったのだった。

ちなみに今回のスタグルは肉巻きおにぎり(棒状串刺し)に豚串、そしてちょこっと足りなかったので焼きそばを追加した。ダイエッターとしては不覚であるが、なるだけ現地感を楽しみたいので、許していただきたいところである。

結論:かすかに見えた、光。

https://www.youtube.com/watch?v=f5O6PKKsm_8

今回は試みとしてHonda FC公式ツイッター(https://twitter.com/Honda_FC)及びHonda FC公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@hondafc6752)から公式情報を引用することとした(怒られたら消します。悪しからず)。一次情報だからね。

そして、今回も結果から書こう。3-0。見事なまでに快勝である。上記のスタメンから見てもわかる通り、守備の要たる4番八戸雄太選手を欠き(どうやら怪我をされたご様子……お大事に……)、しかも実は序盤で8番佐々木俊輝選手(かつて2019天皇杯で、浦和レッズ相手に2度もサイドをえぐった男と紹介すればわかりやすいだろうか)が負傷してしまうという事態に陥ってしまった。

しかしながら、終わってみれば盤石の試合運びで今季初の複数得点。駆け上がってからのクロス、こぼれ球からの詰めてのシュート、そして切り込みからのPK奪取。それぞれがそれぞれ、見事な得点の奪い方だった。
守備はところどころ危うい箇所があったものの、終わってみれば無得点でシャットアウト。パンピーの1ファンにしてみれば実にスカッとできる勝利と相成った。試合がちょっと荒れ気味だったとか思うところはあるけど、勝ったから一向に構わんッッッ!

とはいえ。敢えて危機感を持って言うのであれば、見えた光明は未だ、わずかであると愚考する。
と、言うのも。ミネベアミツミFCには申し訳ないことではあるのだが、どう言い繕おうと、現在失点が得点を上回っている状況の下位チームである。
そちらを相手に3点(内1点はPK)が取れたからと言って、他チームの、守備を固めてくる相手に通用するとは限らない。プロの守備に通用するとは限らない。
シュートや攻撃の精度を高め、より圧倒できるようにならなければ、結局光は閉ざされてしまうのではないか。そういう恐怖が、筆者にはある。いや、本当はポジティブでいたいんだけどね。
現地で見ていると、アツさや空気をめっちゃ感じる。でも同時に、「点を取ることの難しさ」を痛感させられるし、時には「相手の方ばかりが上手く行っている錯覚」に陥ったりするんだ。許して欲しい。

次節、早くも山場

さて、そんな状況で迎える次節……4/28(日)の戦いは……早くも大一番である。今節ソニー仙台FCに勝利して6連勝。独走態勢を確立しつつある高知ユナイテッドSCと、アウェイ春野総合運動公園陸上競技場(高知県)で激突と来た。

この勝負、Honda FCのミッションはおそらく1つである。「勝利」。JFLの盟主たる「門番」として。ここから先、逆転優勝を引き寄せるための足掛かりとして。絶対に負けてはならない一戦となった。
個人的な印象では2021年、ホームで鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿クラブ)に負けた直後に迎えた、アウェイいわきFC戦(当時は5-1で勝利)に匹敵する重要度と認識している。

もっとも、筆者は現地観戦ができない(高知は遠すぎる……)ので、万難を排してYouTube配信を拝める環境を構築する予定だ。Honda FCにおかれては、主力に怪我人がいようがなんだろうが、なんとしても勝利をもぎ取って頂きたいものである。そして、昨年同様混戦のるつぼに叩き落とすのだ……!

そんな本音を滲ませつつ、観戦記本題はこれにて終了。しかしながら、今回は都合によりもうちょっとだけつづくのじゃ……

パンピーのぼっち、PKを蹴る

「ヤンキー母校に帰る」みたいな見出しだが、実際蹴って来たのだから仕方がない。とは言っても、無論実戦ではない。Honda FCが用意してくださった、試合後のイベントでのことだ。

ぼっち参戦にプラスしてコミュ力のなさも相まって証拠映像がないのが痛いところだが、実際に蹴ってPKとキックの難しさを痛感し、ついでに下手すぎて容赦なく3本中0本の無得点に終わったことを報告させていただく。

後は機会に恵まれて選手とパス交換させてもらったり、小林秀多監督や一部のコーチ(だから顔と名前を一致させる努力をしようね、俺……)とお話できたりした(とは言ってもこちらからはねぎらいの言葉くらいしか掛けられないのですけど……)。社員でもないパンピーファンと会話してくださり、誠にありがたい限りです。感謝感激。

ともあれ、次に機会があったらば(どうも5/4のクリアソン新宿戦でもイベントが有るようですが……)、もう少し上手くなりたいなあと思いながら帰宅したのでした。以上、乱筆終わり。4/28の勝利を祈る!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?