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きっと選手たちが、一番わかっている(第26回JFL第8節・Honda FC対クリアソン新宿)


7節を終えて。土俵際

第7節。6連勝中の首位・高知ユナイテッドSC戦。それは、悪夢と言っても過言ではない結末だった。早い時間に先制しながら、逆転を許す。終盤必死の攻勢を見せるも、あと一歩が届かずに敗北。口惜しい限り。口惜しすぎて、現地観戦ではない(高知は遠いのでネット観戦していました)のに、つぶやきまで残してしまった。

なにはともあれ、優勝を目指すのであればいよいよ正念場である。首位の勝点21に対して、Honda FCは未だ勝点9。単純計算で4勝差がついているのだ。しかもHonda FCは、前節にヤられてしまったように、ここに来て守備に今一つ感が出て来てしまった。攻撃も、決して芳しくはない。やはり複数得点が常になるぐらいの勢いは欲しい(ファン視点故のわがまま)。つまるところ、ケツカッチンどころか、土俵際なのだ

そうした状況下で、今節はホームHonda都田サッカー場にて、クリアソン新宿を迎え撃つことになった。この対決もすでに3年目。初年度は1敗1分と痛い目に遭わされたが、昨年は見事にダブルを決めて優位に立った。ここまでの順位も1勝2敗4分の勝点7。昨年は一時首位にも立ったにもかかわらず、今季は低迷中である。順位も、Honda FCより下だ。しかし、これをもって優位としてはならないのは、これまでの歴史からも明らかである。Honda FC戦まで未勝利だからと勝ち確気分でいた相手に足元をすくわれた記憶は、幾度となくある。故に、この土俵際は重大なのだ。そんなわけで、毎度おなじみ期待と不安をお供に、筆者はHonda都田サッカー場へと向かったのだった(コイツ、いつも期待と不安に苛まれているな。でもファン心理なんてそんなものだと思うのです)

なお、今回のスタグルはハンバーガーである。以前(下記参照)に食したハンバーガーに比べて少々小ぶりで、肉汁もそちらのほうが凄まじかったが、いずれにしてもポテト含めて美味しく頂くことができた。相変わらずダイエッターにあるまじき食事の選択ではあるが、ここは現地感を優先させて頂きたい(平伏)。

結論:勝ちはすれども

今回もHonda FC公式ツイッター(https://twitter.com/Honda_FC)及びHonda FC公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@hondafc6752)から公式情報を引用しました(もちろん、怒られたら消します。悪しからず)。ゴールツイートが出るようになったの、本当にいい変化だなあ。

まあ……結果としては2-1。勝利である。勝つには勝ったのだが、素人目から見ても少々「このままだとマズくね?」と思ってしまうような場面が散見されてしまったのが現実だ。
うん……プレスに圧され気味だったりとか、すぐ後ろに回しちゃったりとか、失点シーンなんか、完全なミスからのインターセプトだったし……こう、見ていてフラストレーションが溜まるシーンが、特に前半、多くあったなあと思うのです。
選手に直接言えるほどの勇気と関係性がなさすぎてこんなところで書いちゃうのはヘタレ過ぎますが、ここでは感想を記したいので許してください。
でもそんな中だからこそ、引き分けも覚悟していたからこそ、これは映えた。

21番GK、守護神楠本祐規選手からロングキックが最近現場でも見ていて躍動感バッチリな19番MF岩切拳心選手へと飛び、そこからペナルティエリアへと滑り込んでいた新人の18番FW、庄司夢ノ介選手(いいお名前だ……)に綺麗なクロスが上がって最後は見事なヘディングシュート。これにはメインスタンドも大盛り上がりで、筆者も思わず声を張り上げました。
Thank you, YUME!

ともかく。課題山積、前途多難ながらもHonda FCは勝ちを重ねた。これにより3勝3分2敗となって勝点は12。順位は7位。得点数は未だに調子が出て来ない状況なれど(リーグ12位)、失点数では首位高知ユナイテッドSC(今節ついに敗れて連勝ストップ!)に続くリーグ2位を確保している。この苦しい状況だからこそ守備を引き締め、敗北を引き分けに変えること、1点を勝利に繋げることが求められる。「今年のHonda FCはどうとでもなる」などと他チームに思わせぬためにも、首位を追い上げるためにも。今後の復調、ひいては敗北の抑止は最低条件だ。なんとしてでも、きっかけを掴んで欲しい。それはきっと、選手が一番思っていて、選手が一番気付いているはずなのだ……!

次節。地盤を踏み固めたいが

さて。次回のホームゲームが諸事情で筆者参戦不可のため、次の観戦記まではしばらく間が開くことになってしまう。悲しいことではあるが、平にご容赦いただきたい。
そして次節。再びアウェイで5/18(土)、ブリオベッカ浦安と第一カッターフィールド(習志野市秋津総合運動公園サッカー場)(千葉県)で激突する。現時点で最下位に沈むチームが相手ということもあり、ここは勝利して足場を作りたい。……が、そう簡単に行くかと言えば難しい。

と、いうのもこのブリオベッカ浦安、昨年Honda FCに続く2位にまで上り詰めたチームである。しかもHonda FCに対しては1勝1分。完全な優位を取ってシーズンを終えている。今季は躓いているとはいえ、昨年は似たような展開から準優勝まで駆け上ってきた。決して油断ならぬチームなのだ。

しかしHonda FCは、勝たねばならない。いつまでも眠れる獅子でいてはならない。先述した通り「今年のHonda FCはどうとでもなる」と思わせていてはならないのだ。油断ならぬ門番、Jリーグ入り最大の壁だと思われていなくてはならないのだ。
そのためにもこの第9節、筆者は必勝を祈りたい。勝て! Honda FC!

なお今節、Honda都田サッカー場では遠距離(34m先)に置かれたミニゴールめがけてボールを蹴り込むイベントがあったのですが、筆者は2球目にこれまでのリベンジを果たしたことを報告事項として記します(相変わらず証拠が皆無!)

以上、観戦記でした。

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