自分の手と初めて出会った赤ちゃん

生後4ヶ月が経過し、できるようになったこと。

首がすわるようになった
腰も半分すわるようになった
うつ伏せにすると、両手で踏ん張り、上半身を少し持ち上げる


面白いのは、自分の手を凝視しなくなったこと。

3ヶ月頃、自分の手をじっと見つめる行動は、自分の手を初めて認識し始めているという行動らしい。

現在は凝視しないということは、自分の手を認知し終えたということなのだろう。

まずは自分の身体から学んでいくのだなぁと、感慨深い。

赤ちゃんが日々、世界と触れ、分別をつけていく姿は雄々しい。
目線を向け方や手足の振りかざし方のひとつひとつに勢いを感じる。

当然、このような純粋な生命の拍動や、底知れぬ好奇心は自分にもあるはずなのに、それらのレベルは赤ちゃんよりも劣っている。

自分で言うのも恐ろしいが、
心の底では、何かを吸収することに緊急性を感じていない。
おそらく、生活が安定しすぎていたり、心の不安を忘れたふりをしていたりするから。

しかし今回、子どもを産み育てることによって、子どもの頃の飽くなき好奇心を思い出させてもらえた。

子どもがいなくても、好奇心旺盛な人はたくさん存在するが、自分は、他者によって好奇心を引き出させてもらうタイプなのだと思う。

以前よりも忙しくなったはずなのに、読書量が増え、夫婦の会話が充実してきたのは、子どもの影響が大きい。
息子にお礼を言いながら、親子一緒に豊かな精神を育んでいきたい。

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