小百合@クリアアップ

ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士です。 ご家庭の家計運営・人生設計をお手伝い…

小百合@クリアアップ

ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士です。 ご家庭の家計運営・人生設計をお手伝いしています。 私の過去の経験と少しの知識がどなたかのお役に立てたら嬉しいです! FP・宅建士の他に、住宅ローンアドバイザー・賃貸不動産経営管理士 資格保有

最近の記事

NISAやめとけ?〜なぜNISAが長期投資に向いているのか

時々ネットの情報の中に「騙されている!NISAには手を出すな」というものがあって、「なんだろう?」と思っていた。 そもそもNISAはただの仕組みの一つで、口座名と言ってもいいくらいだと思う。 証券会社の口座には、一般口座・特定口座・NISA口座の3種類があり、いずれかを選んで取引をする。(それぞれメリットとデメリットがある) 銀行で言えば、普通預金口座と定期預金口座みたいなもの。 「投資には手を出すな」なら理解できるが、「NISAには手を出すな」の意味がわからなかった

    • 複利の力で戦略的ライフプランニングを

      天才物理学者のアインシュタイン(1879-1955)は、「複利は人類最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」と言ったそうである。 「相対性理論」を発見し「光量子仮説」でノーベル賞を受賞した超天才が、『人類最大の発明』と言ったのが『複利』とは。 もっと早く知りたかった。。。 私は若い頃ずっと、コツコツ積立をやっていた。 1回の金額は少しずつでも何年か経つと、まとまったお金になる。 大体そういうタイミングでお金が必要なことが起こって取り崩してしま

      • 家計の健全性を保ったまま家を買う

        『結婚して子供ができたら住宅ローンを組んで家を買う』と考えている人は多く、実際、不動産会社の新築戸建てのメインターゲットは30代のご夫婦だ。 私はこの固定概念を見直して、住宅購入のタイミングを20年後ろ倒ししたほうが、人生トータルで考えて家計の健全化をはかれるのではないかと考えている。 その理由はいろいろあるが、今回は税金と教育費・健全な家計の視点からご説明したい。 税金と教育費のピーク自分や家族が住むための住宅をローンで購入すると、住宅ローン控除が受けられ、年末の住宅

        • 新NISA〜人気のオルカン、成長投資枠、そして設定の面倒くささ

          『貯蓄から投資へ』のスローガンを掲げて始まった新NISA。 世間の関心は高く、今まで「投資なんて考えてない」と言っていた人たちも『オルカン』『S&P500』と言っている。 横並びが大好きな日本人は「みんながやっているなら私も」とこれからも新規参入してくる人が増えそうな状況だ。 新NISAスタート前には、日本円の現預金1000兆円のうち1%、10兆円が株式市場に流れれば、日本の株式市場は活性化すると期待する声も上がっていたが、蓋を開けてみると、2024年1月、投資信託に新

        NISAやめとけ?〜なぜNISAが長期投資に向いているのか

          介護にまつわる問題の数々〜介護離職

          先日読んだ短編小説にこんなシーンがあった。 主人公が憧れ、ライバル心を燃やす優秀な女性の先輩が会社を辞めることに。 ヘッドハンティングされたとの噂だったが、実は母親の介護のための離職だった。。。 非常に考えさせられるシーンであった。 厚労省による「令和4年就業構造基本調査」によると、2022年介護を理由に離職した人の数は10万6千人。 その8割は女性だ。 この小説のバリキャリ女性は独身だ。 おそらくまだ30代くらい。 優秀な女性がキャリアを捨てて親の介護をする。

          介護にまつわる問題の数々〜介護離職

          価値観が正反対で30年

          我が家は結婚30周年を超えた。 でもいまだに夫婦の価値観は、見事に正反対である。 価値観というか、性格、ものの考え方、趣味、時間の使い方etc 何から何まで正反対と言って良い。 正反対夫は良く言えば楽天的で自己肯定感が高く、悪く言えばいい加減。 私は残念ながら悲観的で色々細かい。 (結構ボケてるけど) 夫は休みの日は基本的に何にもしたくない。 ソファーから動きたくない。 私は時間を有効に使いたい。 良い天気の日は、外に出て気持ちの良い空気を吸いたい。 夫の趣味

          価値観が正反対で30年

          美味しい儲け話がどこかから来たら?

          誰でも一度はかかってきたことがあるであろう、勧誘の電話。 色んなものがあるが、近頃はなぜかインターネット回線の勧誘が多い。 電話に出ないで、番号をネット検索するとこればっかりだ。 以前私は家を建てる前、マンションとか土地とか色々探して、たくさんの不動産屋さんに連絡していた。 しばらくして、不動産投資を勧める電話がしょっちゅうかかってきていた。 うちの電話番号が、どっかの不動産屋さんから流れていったのかな〜。 不動産投資 当時私に掛かってきた電話は、マンション投資だ

          美味しい儲け話がどこかから来たら?

          家計管理までの道のり〜今はFPだけど、、、

          人生の中で「もっと早くやっておけば良かった」と思うことは沢山ある。 その中で一番はなんといっても『家計管理』だ。 私は普段「家計を透明化すべき」なんてエラそうに言っているけど、実は昔の私は全く出来ていなかった。 なんともお恥ずかしい限り。 その若気の至りを告白して、私を反面教師としてもらいたいと思う。 借金生活結婚当時はバブルで景気が良かったし、ぼんやりと「なんとかなるだろう」と全て夫に任せきっていた。 そしてすぐにバブル崩壊→借金生活に突入した。 それなのに夫

          家計管理までの道のり〜今はFPだけど、、、

          価値観を知るのは難しい〜失敗しない人生設計のために

          私はわりと健康オタクだ。 子育て期間中は食生活を子供に合わせていたが、子供が独立した今は自由!なので、良さそうと思った事はとりあえず試す、といった生活をしている。 先日『最高の体調』鈴木祐 著 を読んだ。 私はいつも『最高の体調』になりたいと思っているので、この題名に引き寄せられてしまった。 様々な角度から体の不調の原因を科学的根拠に基づいて解説しており、とても興味深い本だった。 その中で私にとって意外だったアプローチが『価値』である。 価値観と体調 ご夫婦で『価値

          価値観を知るのは難しい〜失敗しない人生設計のために

          年功序列・終身雇用制度が終わる、これからの人生設計

          6月16日閣議決定された「骨太の方針」で、終身雇用や年功序列などの改革が決まった。 ずっと前から『雇用の流動化』と言っていたから、いつかはやると思っていた。 退職金も増税される。 企業は効率的に人員整理しやすくなる。 時代が変わっていく。 私たちの人生設計も、時代の変化に合わせて変えていくべきだろう。 大事なことはいつも閣議で決まる。。。 終身雇用制度30年以上前、大企業に勤めていた。 部署には上から部長、部長代理、課長、課長代理という序列で、おじさん達が鎮座

          年功序列・終身雇用制度が終わる、これからの人生設計

          株で大儲け?それは難しいと思う理由。

          先日テレビを観ていたら、金融教育で株の買い方をやっていた。 金融というと、すぐ株を買う話になるのは何故なんだろう? その番組が、たまたまそういう切り口で構成されていただけなのかもしれないけど。 株を買うことは多くの選択肢の一つ、なんか違和感がある。 お金に振り回されず、立ち止まって自分自身を見つめてほしい。 株で儲けるってどういう事?株を売ったり買ったりして、儲ける事ができたらお金持ちになれそうと考える。 実際に1億円儲けたなんて話をネットで見たりすると、自分も株

          株で大儲け?それは難しいと思う理由。

          子育て世代の人生設計〜繰り上げ返済すべきか?

          住宅ローンがあると不安になる。 繰上げ返済を頑張って、一日でも早く返済するべきなのではないか。 と考える。 でもそれは『家計と家族の状態による』だろう。 親から「節約してお金を貯めてコツコツ繰上げ返済して、定年までに住宅ローンを完済しなさい」と言われている人もいるだろう。 大好きなご両親の言うことでも、残念ながら全てを鵜呑みにしてはいけない。 30歳で35年ローンを組んでマイホームを買って、退職金でローンの残債を返して、一生家賃のかからない自宅で住める、昭和の成功パタ

          子育て世代の人生設計〜繰り上げ返済すべきか?

          夫婦のお金〜価値観が同じならOK?

          「結婚するなら『価値観』が同じ人がいい。」 よく聞く意見だ。 普通、価値観が似ている人同士を『相性がいい』と言うと思う。 家計運営の面で考えてみた。 似てるって嬉しい人は自分と共通点を持つ人に親近感を覚える。 それを心理学では「類似性の法則」と言うらしい。 確かに初めて会った人が、趣味や出身地が同じだったりしたら話が弾むだろう。 共通の話題で盛り上がれば、仲良くなって信頼感が増す。 これが男女だと、恋愛、結婚となりそうだ。 こうなると、『二人の価値観が完全に一

          夫婦のお金〜価値観が同じならOK?

          家賃と同じ金額で自分のものになる?〜住宅ローンの実態

          30年ほど前結婚したての頃、私にもマイホームの夢があった。 庭のある2階建てがいいなぁ。。。と思っていた。 今はFP、宅建士、住宅ローンアドバイザーだが、当時はお金の知識が全くなかった。 そんな昔にもし不動産屋さんから、 「ちょうどいい物件がありますよ。ローンも組めます。人気物件なので早い者勝ちですよ」なんて言われたら、あわてて高額のローンを組んでしまっていたかもしれない。 バブル崩壊で、私のその夢は吹っ飛んでしまった。 怖いものだという認識を持って不動産は超高額だ

          家賃と同じ金額で自分のものになる?〜住宅ローンの実態

          家計の安全運転のためにすべき『大切なこと』

          家族の家計の始まりは結婚だ。 結婚当初にぜひやってもらいたい事は、お互いの価値観についての確認。 そしてその次に、大まかなライフプランについての話し合いをしてほしい。 関連記事↓ 人生設計 例えば、もしお給料日まで4日で1000円しか手元になかったら、1日あたり250円と考える。 お弁当を作って昼食代を浮かせたり、水筒を持っていったりと、工夫をして乗り切ろうとするのが普通だろう。 とりあえず1000円のランチセットはやめておく。 でも人によっては、クレジットカー

          家計の安全運転のためにすべき『大切なこと』

          徒然(ショート)〜難易度高くて当たり前『夫婦のお金』

          愛があればお金はいらない? そういう人もいるだろう。 でも殆どの人はお金がないと心が狭くなる。 夫婦喧嘩の原因はお金がらみの事が多い。 じゃあお金がたくさんあれば家庭は平和かと言うと、そんな事ない。 お金の不思議お金つて、あり過ぎても足りな過ぎても不幸になる。 あり過ぎるというのは、その人の器に入りきらない程の金額ということ。 宝くじに当たった人が、数年で自己破産してしまうなど典型例だ。 お金はその人がコントロール出来る金額が、ちゃんと手元にある状態がベスト。

          徒然(ショート)〜難易度高くて当たり前『夫婦のお金』