集団と個別どっちがいいのかな? しかし結局は性格。

こんにちは、私は個別指導塾で塾講師を数年続けていました。
中学受験、高校受験、大学受験にむけての勉強法の指導を行ったことがあり、教務可能教科は理系科目です。

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塾には大手、個人経営、個別指導、集団指導と様々な種類があります。
その中で比較検討して塾を選ぶというのが当たり前とされていますが、ここで考えていきたいのは「なにを基準に比較するのか」です。

塾に行く理由は、成績を上げるためです。
「塾に通うこと」=「強制的な勉強量の増加」であり、その点においては、集団指導と個別指導で変わらないと言えます。

また、塾という空間は学校と比べてより勉強に向き合う機会も多いので塾に通うだけでも十分な効果が得られるでしょう。

しかし、この論は因果関係の観点によるもので、ここで見落としていることは「学習の過程」です。

大雑把に言えば、塾を選ぶ際は「私はどのように学習するのか?」を考えることが大切だと考えています。

集団指導塾では、見知った人と切磋琢磨、情報交換をしながら学習することが可能です。
対して、個別指導塾では担当講師との距離が近く、講師と1対1でコミュニケーションを取りながらの学習が可能です。

この2つの学習過程の違いは情報源と情報伝達経路にあると言えます。
集団塾では、情報がトップダウンで滝のように流れていてそれを大勢で汲み取り合っているという図式ですが、個別塾では情報は講師と生徒で相互にリンクしていて絶えずにアップデートができるような図式になります。

単位時間あたりで伝わる情報の量は、集団塾の方が多いと言えるでしょう。
情報の受け手である生徒が、その情報量の全てを汲み取れない場合、そのメリットは無くなり「ついていくのがたいへん」になります。

個別指導塾では、生徒の成績などの要素によって流れる情報量は変化します。少しづつ修復をしながら前に進むことができますが、流れる情報量が少ないままだと、「まにあわない」ことになります。

集団と個別とで一長一短です。

授業時間が集団と個別とで同じだとすると勉強や学習の機会においては集団塾が有利と言えますが、成長や進歩の機会においては個別塾が有利と言えそうですね。

自分に足りないものを探しに行きたい場合は集団塾が、できない、わからないが多い場合は個別塾がお勧めです。

余談

以上のことは、単純に「学習」という側面から学習を続けることを前提に考えられています。

結局のところ継続がいちばん大切です。
性格に合わせて、気に入った場所であるとか好きな講師がいるとかで選びましょう。

私個人の意見としては、「できるようになる」を継続してできる人は勝手に成績が伸びていくので「自分の好き」を大切に持っておきましょう。

私の元同僚は刺繍で遊んでいました。

文房具をこだわってみるといいかもしれませんね。
テンションがあがりそうな文房具を紹介しておきます。

さようなら。



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