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30日チャday8、路上喫煙対策としての百均防犯ブザー(日記13)

昨日の30日間チャレンジは日記しか書いてなかったので(※天丼で気絶していたから)、今日は二日分をこなさなければならなかった。こういったチャレンジがもたらすモチベは、一日でも疎かにするとどんどん蔑ろになっていく。ソースは私。無事終わってよかった。他のことは何もできなかったけれど。明日は首尾よく終わらせよう。

ちょうど三時ごろのことだっただろうか。嘘、どのタイミングだったかはまるで覚えていないが。自宅で上記のノルマをこなしていると、私がいつも勉強している机に隣接する窓から、バケハをかぶった男性のシルエットが見えた。私の家にあるほぼ唯一の窓を約3/4も塞ぎ日光を遮っている忌まわしき自販機の、リサイクルボックスの横に。そこで路上喫煙する輩の多いこと多いこと。そして案の定、「カチッカチ」とライターの音。まとわりつくようなあの煙の臭いが鼻に届いた瞬間、私はすかさず百均で購入した防犯ブザーを窓越しに鳴らした。突き刺すような、甲高く鳴り響くブザーの音を警報装置か何かと勘違いしたのだろう、男は一目散に逃げていった。

ちなみに私は両親がヘビスモで、たばこに対する恨みが人一倍強い。しかも肺気胸で入院しているため、医者に「タバコを吸うと肺気腫になって苦しみながら死ぬぞ」と脅された。それでも両親は禁煙しなかった。何たることか。

やはり自販機の横は喫煙スポットになりやすい。したがってこの家に住んでからというものの、路上喫煙者との戦いに明け暮れた。窓をわざとらしく閉める、窓を叩く、直接注意する、警察を呼ぶ、など。やはり警察に注意してもらうのが一番だが、交番から自宅まで少なからず距離があるため、通報したとしてもいなくなっていることも多かった。これは警察サイドに迷惑が掛かってしまうことがネックだった。

それなりに効果的だったと思われるのは、禁煙カラーコーンである。3000円くらいした禁煙のカバーとカラーコーンを自腹で設置し、自販機の横に置いた。体感では喫煙者が半減したように思われる。さすがに禁煙と書いてある目の前では吸いにくいだろう。

またカラーコーンは、立ちションを防ぐのに驚くべき効果を発揮した。自販機の陰になった死角で、夜中に酔っ払いが私の家の前で放尿することがごくまれにあった。この恐ろしさは、汚いだけにとどまらない。放尿の音は、家の周りにガソリンでも撒かれているかのような錯覚をもたらす。寝ぼけているととくに。最初に聞いたときは死を覚悟した、今から燃やされると。コーンをその死角に設置したことで、隠れるための空間が埋まり、そこに立ちションする輩はいなくなった。

話は逸れたが、上記の対策を持ってしても、路上喫煙者を根絶することはできなかった。ヤニカスたちへの怒り・憎しみは日を追うごとに積み重なってゆく。どうしたらいい?本当に警報装置でも設置しようか、高いけど。それとも、メガホンでも買って、「路上喫煙やめなさい!」と叫ぶか?そこまでやると、逆に私が近所迷惑で通報されかねない。下手に恨みを買う可能性もある。本当に放火されてはシャレにならない。

そこで私は百均の防犯ブザーを買った。セリアだったと思う。水色で羽根のついたかわいいやつ。別に本物の警報機を買う必要はないのだ。奴らに警報機だと思い込ませればいい。なぜこのことに早く気が付かなかったのだろう。もしも3000円も出して、警報機が作動しなかった場合悲惨だ。それに対して、こちらは110円だ。何の痛手にもならない。もし同じような悩みを抱えている方がいらしたら、ぜひ防犯ブザーを試していただきたい。

追伸:実は路上喫煙や立ちション以外にも、自販機とリサイクルボックスが家の隣にあるせいで様々な悪行が行われた。入りきらなくなったペットボトルを並べられる、弁当のゴミを置かれる、ゴミ箱に吸い殻を捨てられる。特に吸い殻は発火の恐れがあり、それこそ火事になりかねない。人間の本来的な悪性をリアルタイムで見せつけられ、気が狂わんばかりだった。しかし、防犯ブザーを鳴らせば、奴らも改心するかもしれない。と淡い期待を抱いておく。



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