見出し画像

ベストパートナーについて真剣に考えてみた

パートナーシップにおいて最も大事なのは「対等な立場で話し合いが出来ること」だとわたしは思っています。

もう終わったドラマの話をします。
しますが、ドラマを見ていなくても問題なく読めるよう努力するので、よかったら見ていってください。

ネタバレはするので、結末を楽しみにしている人は通り過ぎてください。


1)「あなたがしてくれなくても」〜陽ちゃんとみちの場合〜

みちは、精神的(←キスまで)とは言え不倫をして、先方の家庭を壊した身。
(いや、みちが介入する前にとっくに壊れてたんじゃないのとわたしは思っていますが)

それなのに、結局元サヤで離婚したはずの陽ちゃんとハッピーエンドを迎えるなんて納得いかない!という批判がネット上を飛び交った…らしいこのドラマ。

でもわたしは、この2人、結構うまく行くんじゃないかと思うのです。

・陽ちゃんは肉体的な、みちは精神的な不倫をした(五分五分)。

・陽ちゃんはみちが好きで、みちも結局陽ちゃんを忘れられなかった。

2人の意見が決定的に食い違っているのは「性交渉の重要度」と「子どもを持つか否か」ですが、陽ちゃんはこの度の離婚騒動で、みちに自分の気持ちを少しは(口下手なりに)伝えられるようになりました。
みちも、相手を一方的に責めていた自分を顧みる機会を得ました。

お互い好き同士だし立場は対等。
であれば、対話をきちんと出来るようになった今、この2人は案外いい関係を築けるのではないか、とわたしは考えます。
(ドラマの話なんですけどね)


2)「わたしのお嫁くん」〜穂香と知博の場合〜

穂香=仕事人間で家事下手=大黒柱
知博=仕事は修行中で家事上手=お嫁くん

男女が入れ替わっただけで、契約結婚に近い形で完全に担当を分けるシステムは「逃げ恥」と同じなんじゃないか?と思ったこのドラマ。

転機は知博の長期出張が決まって、穂香に家事のイロハを叩きこむ、という段で訪れました。

穂香が、家事がうまく出来ないことを度々、知博に謝っていたんですよね。
火の始末が出来ていなくて知博に怒鳴られたりとか、知博が帰ってくるまでに片付けなくちゃって慌てたりとか。

家事能力においては圧倒的に知博が上で、穂香が下。
これは向き不向きもあるので、恐らく今後の生活で力関係が逆転することはないでしょう。

一方、仕事面では、ジェンダーギャップ指数146カ国中125位(2023年)の日本において、穂香が確実に知博を上回り続ける保証はありません。

いくら穂香が大黒柱で知博がお嫁くん…という体裁を取っていても、知博が出世して穂香が伸び悩んだ場合、年収も家事能力も知博が上位となることで穂香が劣等感に苛まれるようになる…という展開は十分に考えられます。

どちらか一方が自信を失くしていく関係は、あまり健康的とは言えません。
いつかギクシャクしてしまうのではないかと、もうちょっと気を抜いて付き合ったほうがいいのではないかと、わたしは危惧を覚えました。
(ドラマの話なんですけどね)

3)ベストパートナーとは

お外では、どうしても頑張って繕ってお世辞を言って無理して消耗してしまうわたしたちです。
家の中くらい、お互いを労わって慰め合って甘やかし合えるのが、心地よいパートナーシップ、だと個人的には思います。

優劣や上下は一旦、棚に上げておきたい。

周りから見て凸凹夫婦であったとしても
2人の中では紛れもなく対等で
何か問題が起きたときも互いを慈しみ合いつつ
双方が納得できる決着点を探し続けられる

そんな関係がベストなのではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?