国分町昭和のオカマの心意気

僕んちは家庭で「ゲイバー部」という部活を行なっている。

「ゲイバー部?」ってなると思うんだけど、まぁ簡単にいうと旅先でのレジャーの優先順位割と高めの感じで、そのご当地のゲイバーを探訪するっていうだけの非常にハードな活動を行なっている。

人生を通してのLGBT🏳️‍🌈との縁深いエピソードはまた別の機会にするけど、とにかく僕たち夫婦はそっちの組合の皆さんと何かと繋がりが多くて、仲良くしてくださった方もたくさんいらして、

いやホントにマイノリティとかいってるけど僕らの人生上は全然マジョリティじゃん、って勢いで。

そういう意味もあって旅に出た時はその土地の情報、人となり、そして新しい出会いを求めてゲイバー(ショーパブ、ミックスバーなど含む)を探して組合費を納めにせっせと通うという活動をするに至ったわけだ。

お陰であちこちのゲイバーでの抱腹絶倒、びっくり仰天エピソードには事欠かない。
んーだけどまあ公開出来ないような話がほとんどなのだけど。

で、突然一昨日の話となる。

小旅行で訪れた仙台。
コレは部活をせねばならんと。
しかも数年前に訪れてサイコーに楽しかった妖怪の館「吟」ってお店にリピートしなくちゃいかんということで夜の国分町で宮城グルメに舌鼓を打ちながら作戦会議を行ったのだが…

まじか日曜だった。

目当ての妖怪の館は店休日!
ゲイバー部副部長の自分をもってしてなんたる不覚。(部長は嫁さん)

そんなわけで新規開拓をせねばということで、リサーチしてみたが、
日曜日は思いの外、休みのお店が多くてリサーチ担当兼副部長の自分も流石に焦って「今日は部活動は休み」と宣言しようとしたところで、
「爆笑パブ黒髭」という何というかもう店名ですでにすべってない?
いや、店名に爆笑とかつけちゃダメでしょ。みたいな危険な名前のお店発見。
これは…大失敗の予感も。

しかし国分町の日曜はゲイバーの店休が多いという事実により、我々部員に選択肢はなかった。(調べとけよ)

それでおっかなびっくりでドアを開けてみた。

店内は薄暗く我々以外には持ち込みのフードを食べてる常連風休日のホステスさん2名と、あと1組訳ありカップルみたいなのが居て、「いらっしゃーい」と迎えてくれたのはメイクばっちりのベンチプレス100キロ上げそうなキャストさんが一人。

や、やばい😨と一瞬思うも、、、ま、コレはコレでと僕達は許容範囲の広さを発揮して、先客とのコミュニケーションも交えて十分に楽しい部活をしたのだけど…。

タイミング悪く、一組また一組と帰ってしまい、早々に我々(この日は3人)だけとなってしまった。

トークの達者な昭和のオカマ感のあるキャストさんはこのお店のママさんということで、暇な日曜ということでたまたま一人でお店を開けて回してらした。ということらしく。

一見の僕達相手に全力トークで楽しませてくれて、ユーモア、ウィット交えて、あっちの話こっちの話と話題のジャンルも問わない。
さすが手練れの昭和釜と感心しきり、十分に楽しませてもらったのでそろそろお会計かと過った頃合いで、ふとママさんの姿が目の前から消えて、長いトイレか化粧直しかと思っていた。

仕方なしで身内て話していると。

照明音楽共にショーパブステージバージョンに。

マイク片手にママさん登場。
流暢にショータイム開催を宣言した。
曰く、一人で全部やるので(照明、音響、MC、踊り子)段取り悪いかも。
時間も20分くらいになるかも。
みたいな内容と、おひねりチップの類はもらえれば嬉しいけど無くてもいいからね。といった事を上手に話して笑いを誘い、

それから…たった一人で音響、照明やりながら30分程度のダンス&コミックのショータイムをやり切った。

いや、見たいと頼んでいない。

常連になりそうもない一見客が一組三名のみ。

ショータイムやるか?ふつう。
もちろん楽しかった、同行者も楽しんでくれて良い夜になった。

ただこっちはその夜アユムママ(あゆむさんというそうだ)がやり遂げたことがどれだけ凄いことかわかるのだよ。

彼女は少なかろうが観光系の客だろうが看板にショーパブと謳っている以上、意地でもそれをやる姿を見せたかったらしく…
その心意気に何気に感動。

映画グレイテストショーマンを思い出して胸熱だったわけなのだけど。

僕らがいたお店は「爆笑パブ黒髭」

やっぱり店の名前に緊張感や胸熱ポイントは微塵もない。

基本だよな、自分で爆笑とか名乗っちゃいけない。

あー、でも素晴らしい夜をありがとう。いいもの見せてもらった。

コレご覧の方も是非「爆笑パブ黒髭」へ。店名書くたびに何かを失っていく気がするけど…

絶対負けない。

是非お出かけください。
「爆笑パブ黒髭」

ではまた。




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