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Premiere League 第7節 Tottenham VS Liverpool



両クラブの状況

◆Tottenham
前節、アーセナルとのダービーマッチ、ソンフンミンの2ゴールで
引き分けに終わったトッテナム
今季は未だ無敗で4位に位置付けている。
ソンフンミンとマディソンの連携、ソロモンやクルゼフスキの攻撃力
ビスマ、サールの強度の高い中盤と安心できる試合運びを今季は出来ている
今節の相手は強敵リヴァプール、ホームで勝利し上位定着となるか。

◆Liverpool
前節、ウェストハムとの試合を3-1で勝利したリヴァプール
リーグ随一のタレントが揃っている攻撃陣に新加入が見事にフィットしている完成度の高い中盤の活躍もあり現在2位
カラバオカップでもレスター相手に勝利し波に乗っている。
今節は同じく好調のトッテナムが相手
アウェイで勝利し首位シティにプレッシャーをかけれるか。


スタメン/フォーメーション

◆Tottenham
トッテナムはいつも通り4-2-3-1の布陣
今節左サイドにはソロモンではなくリシャルリソンが先発に
起用された。

◆Liverpool
リヴァプールは4-3-3の布陣
前節からは1トップをヌニェスからガクポに変更
中盤はジョーンズ、ソボスライ、マクアリスターの今シーズンでは定番となった選手が起用された。


前半

完成された攻撃の形

前半がスタートし、序盤でジョーンズの退場により数的有利になったトッテナム。クルゼフスキのキープ力の高い持ち運びにリシャルリソンのチャンスに顔を出しす抜群の嗅覚。守りではファン・デ・フェンがサラーを抑えに行く。攻守バランスの取れた試合運びをするトッテナムにチャンスが。
ピッチ中央付近でマディソンがボールを持つと、前線左サイドへ大きなスルーパス。抜け出したリシャルリソンがマイナスのクロスを送ると、上手く身体を入れ上がってきたソンが合わせ先制。まさにタイミング、ポジションも完璧なゴールを見せたトッテナム。
後半も数的有利を生かして追加点を決めれるか。


数的不利を感じさせないリヴァプール

試合開始早々トッテナムゴールに迫るインパクトのあるプレイを見せるリヴァプールだが、ジョーンズがレッドカードを受けいきなり数的不利になってしまう。
そこでクロップはフォーメーションを4-4-1に変更しサラーを中央にスライドした。
1点を奪われるも、カウンター時のサラーのキープからのチャンスメイクや
ソボスライ、マクアリスターのロングパスからの攻撃など数的不利を感じさせない試合運びを展開する。
試合が1点ビハインドで終了すると思われたアディショナルタイム、ソボスライのロングパスをダイクが頭でゴール前へ折り返すと受け取ったガクポが
反転しながら強烈なシュートで同点とする。
高さと決定力を見せつけたリヴァプールは後半でも躍動できるか。


後半

猛攻、勝ち切る力

引き分けの状態で迎えた後半
トッテナムは猛攻を続けるもアリソンが抜群の瞬発力、反応を見せ中々ゴールにまで結びつかない。
そんな中、リヴァプールのジョタが退場となりトッテナムは2人多い状態で試合を進める。
守りに徹するリヴァプールに対して、攻めあぐねるトッテナムだがアディショナルタイムにチャンスが
右サイド深い位置からポロが力強いクロスを上げるとマティプの足に当たり
ボールはそのままゴールへ。
オウンゴールにはなったが終了1分前に勝ち越したトッテナムは無敗を継続しホームで劇的な勝利を挙げた。


リヴァプールのチーム一丸となった守備

後半がスタートし、サラーを筆頭にソボスライ、マクアリスターがゴールに迫るもヴィカーリオのビッグセーブもあり逆転まで結びつかない。
するとリヴァプールに更なる悲劇が
ジョタが2枚目のイエローで退場、2人少ない状態で戦うことに
フォーメーションを5-3に変更し守りを固めるリヴァプール、交代で入った遠藤も縦横無尽に走り回り貢献する。
このまま同点で終了すると思われたアディショナルタイム
右サイドポロのクロスをマティプがクリアするも当たった方向が悪くボールはそのままゴールへ吸い込まれてしまう
ダイクを中心にチーム一丸となって戦ったものの、最後の最後で失点をしてしまったリヴァプールは今季初黒星となった。


試合結果

Tottenham 2  - 1  Liverpool
◆Tottenham
Son ( 36')
Matip (96' OG)

◆Liverpool
Gakpo ( 45+4')


Pick up

◆Tottenham
23.Poro
右サイドバックで先発したポロ
この試合では同サイドのディアスの対応も抜群、攻撃面でも積極的にオーバーラップしクルゼフスキのカバーをしながらクロスもあげる。
何より勝ち越し弾となる強烈なクロスでマティプのOGを誘発した。

◆Liverpool 
18.Gakpo
この試合1トップで先発したガクポ
両サイドのディアス、サラーのチャンスメイクから自らも下がってボールを奪いに行き点に絡む動きを見せた。
数的不利の中決めた1点目は、振り返りながらの難しいシュートではあったものの見事なゴールを決めて見せた。



総評(個人的な感想含む)

上位同士の注目の一戦!!

まずはホームのトッテナム
今季のトッテナムは攻撃陣が完成されている。
リシャルリソンの左での起用は見慣れないものだったが、上手く点に絡む動きが出来ていた。ベンチスタートも多い彼だが右サイドでファーストチョイスになる可能性も今後出てきたか。
また、何といってもソンとマディソンの関係。
マディソンはトップ下から長短の精度抜群のパスでサイドに散らすこともできれば縦に通すこともできる。
一方のソンはこの試合特に調子が良かった。ボックス内でスルスルと
抜けていく動きに強烈なシュート、アリソンじゃなかったらもっとゴールを量産していたかもしれない。
数的有利ということもあったが、最後の最後で勝ち切ったトッテナムは今季どこまで快進撃を見せれるか。

一方アウェイのリヴァプール
この試合はなんというか、審判に振り回されてしまった試合だった。
サラーは相変わらずのスピードと足元でゴール前では常に脅威となっていた。
逆サイドのディアスもサイドから仕掛けるドリブルでチャンスメイクに貢献した。守備陣も10人、9人と数的不利になっていく中アディショナルタイムまでは失点を1点に抑える活躍。遠藤も途中で入り、守備に貢献。
最後の失点は不運にもマティプのオウンゴールとなってしまったが
誰も彼を責めるサポーターはいないだろう。
後日誤審を認めたリヴァプールの幻のゴールがあれば、、と考えてしまう。
今後のプレミアリーグとしてしっかり正面から向き合わないといけない課題が露わになった試合だろう。

トッテナムはこの勝利で2位まで浮上。次節アーセナルと戦うシティに
良いプレッシャーとなった。


ここまで読んでいただきありがとうございます!
ではまた次の試合で!

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