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3度目の正直。ランニング大会、無事完走!

11月26日(日)、北千住のマラソン大会で10kmレースに参加してきた。

前回4月に同大会のハーフマラソンに出た時には、16km地点で制限時間3時間を超えてしまい、残念ながら途中リタイアした。

8月の多摩川河川敷の大会では10kmにトライしたが、酷暑と腰痛に耐えきれず、5kmでギブアップ。

日々走ったり歩いたりしているのは、うつ発症でバランスを崩してしまった心身の調子を整えるためで、大会では途中棄権でもOKというスタンスでいるけれど、参加するからにはやっぱり制限時間内に完走したい。

「今回はどうかな、2度あることは3度あると言うしなぁ・・・」と弱気になりながらも、腰痛はわりとおさまっていて、睡眠もまずまず取れて、当日朝のコンディションは悪くなかった。

◆◆◆

期待と不安が入り混じる中、10時10分にスタート。
そんなに後方に並んだわけでもないのに、走り始めて1分もしないうちに、すでに後ろには誰もいなかった(笑)
毎度、最下位が当たり前なので、むしろ安心してマイペースで走れる。
超スローランニングの冒険の始まりだ。

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今回もわずか1kmほどで歩きたくなってきた。
息が苦しい。腕も脚も重い。
心を無にして足を前に出し続ける。
前回は1.8kmあたりで早々と歩いてしまったので、今回は3km頑張って走ろう。

河川敷のススキを眺め、少年野球の練習に励む小学1年生ぐらいのちびっ子たちが張り上げる可愛らしい声を聞いて気を紛らわせながら、なんとか3kmをクリア。
あら、意外と楽になってきた。
じゃあ次は5kmまで行こうじゃないか。

◆◆◆

5km地点に到達。まだ大丈夫。
6km、7km・・・じりじりと走行距離が伸びていく。
制限時間の1時間30分には間に合いそうにないけれど、このまま10km走り通そうと決めた。
腕につけたスマートウォッチを見ての予想では、8.5kmあたりでタイムオーバーになりそう。
あれ?でも、ゴールまでそんなに遠くなくない?
間に合いそうじゃない?
スマートウォッチの距離の表示がおかしいのか・・・?

◆◆◆

そんなこんなで、1時間27分54秒でゴールした。
ついに、ついにやったぞ~!!
ぶっちぎりの最下位だったけど、久しぶりに時間内に完走できてうれしい。

それにしてもスマートウォッチ、どうなってるんじゃ(笑)
私が何か設定ミスしたのかな。

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完走後のお祝いソロ食事会はタイ料理にしてみた。
久しぶりに食べるパッタイ。甘辛くて、干しエビが効いていて、おいしい。
スープも寒さで冷えた体にじんわり沁みわたる。

「孤独のグルメ」の撮影で使われた有名店のようで、松重豊氏と店員さんたちの記念写真が飾ってあった。松重さんの顔を遠目に眺めながら食べると、よりいっそうおいしく感じられた。

◆◆◆

普段たいして走っているわけでもないのに大げさな言い方になるが、ランニング(とウォーキング)に人生を支えられていることを実感する。

うつが本当に苦しい時は動けなくて当然なので無理しないほうがいいけれど、動ける時にはなるべく体を動かすと、心身共にすっきりして、生きることへの不安が少しおさまる。
その「少しおさまる」の積み重ねは、かけがえのない素敵なものだと強く思う。

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年内にもう1回、10kmレースに参加しようかな。
走った後の食事会も楽しみだしね。
参加できそうな大会があるか、探してみよう。


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