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緑の洋館、赤い絨毯/イワテ歴史的建造物巡り3

千田正記念館の建物巡り。最後は盛岡市内丸から移築された緑色の洋館です。
今までの千田正記念館についてはこちら↓

洋館全体

旧岩手県知事公舎洋館は明治42年(1909)に建設され、昭和46年(1971)に公舎が解体される際に金ケ崎町の福祉センターの隣に移築しました。その時に正光館と名付けられました。千田正記念館の整備を機にさらにコチラに移築され、平成30年(2018)に国登録有形文化財に登録されました。
この洋館は公舎の応接室として使われていました。
公舎自体は和風建築でしたが、この附属の建物は洋風だったようです。

上の説明板の通り、公舎主屋へ続く扉があるそうです。
その扉が付いている外側を見てみると…

埋められていますね…(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)
しかし、跡がわかりやすいのでこれはこれで良いですね〜
それでは応接室の方を見ていきましょう。

応接室

おぉーー!!!!!

赤い絨毯にシャンデリア、上げ下げ窓、天井、全てが美しい!
こんなに綺麗でも100年以上前に建てられたものなんですね〜
家具や小物類も当時のものなのでしょうか?

控室天井

こちらは隣の部屋、控室の天井です。ここの照明はシャンデリアではなかったですが、応接室の天井と同じデザインを撮影することができました。


建物を見学するだけでなく、主屋同様展示品もあります。
(それらの写真をあまり撮ってませんでした^^;  )

この建物から出る前に私が見ておきたい部分があります。それは…

です!
何故かというと、この鍵(金具部分)について千田正記念館のパンフレットには、当時から使われているものと書かれており、それが実際どういったものなのか自分の目で見てみたかったからです。
はじめに入ったときはスルーしてしまいましたが、裏側になっていたので気付けませんでした笑

その後閉館時間まで居座ってしまいました(^o^;
雨戸、扉が締まった状態を少し見せてもらってから帰りました。
みなさんも金ケ崎に訪れた際には地域の偉人と洋館に会いに訪れてみてはいかがでしょうか?
それでは(^_^)/~

【建造物DATA】
名称 旧千田正家住宅板倉
年代 昭和4年(1929)
保護 国登録有形文化財
住所 〒029-4502
   岩手県胆沢郡金ケ崎町三ケ尻谷地中98

【施設DATA】
名称 千田正記念館
営業 5月〜10月の金・土・日曜日、祝日
   午前10時〜午後4時
駐車 あり
2023/05/15現在の情報

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