高校生の時からの愛読書、
『こんなものを買った』『買った買った買った』を
久しぶりに読んでみた。
原田宗典さんが購入したあれこれが
沢山書かれているエッセイ本である。

相変わらず、面白いなぁ。
買ったものをこんなにも面白おかしく文章に
できるなんて！好きだなぁこういうの！となる。

消しゴム、祝儀袋、無印良品のいかスナック、
ホースに小金沢君の（喉に）ぴゅっぴゅっ。
などなど。
一商品読み切りで、ちょっとしたスキマ時間に読みやすい。
高額なものもあるが、日用品とかの細々した物も多い。

こんな主婦みたいなおじさんもいるんだなと思ったり、
八ヶ岳に別荘があってカッコいいなと思ったり、
自分も購入した事がある物を紹介されると
改めてまじまじと商品を見たくなったり。
読めば原田宗典ワールドに入り込む以外道は無いと
言った感じの世界観。
それが面白くて愛読している。
今読めば、ちょっと古い。それもまたオツなのだ。

毎日の買い物が、
宗典イズムを持ってすれば、
面白おかしいエピソードとなる。
毎日の買い物が事務的になった時、
暮らしにスパイスをくれるのでありがたい。