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俳句【福寿草】

✒【風そよぐ猫の額の福寿草】

[福寿草]別名は[元日草][朔日草(ついたちそう)]
学名:Adonis ramosa(アドニス・ロモサ)
季語としては[新年]となって居ります。

其れにしても此の冬は暖冬と言われて居りますが、
我が家の庭では未だ存在が認められません。

旧暦の新年なら今の暦では1月20日から2月の20日の間と言う事で
時差を心得た植物は其の季節になると花芽が出るようですが。
現代で俳句を詠む場合は旧暦(現暦より遅い)で考えるのが
正解なのでしょうね。

我が家では松の木の根元近くに植えています。
例年ならば2月から3月に旺盛な開花が見られます。

✒【朝日射す眩しき花は福寿草】

2019年2月10日の開花状況📷でした。

福寿草も先日投稿しました[節分草]と同じくキンポウゲ科で、
春を告げる花の代表でもあります。

御存じのように日本では縁起の良い花として親しまれていますね。
日本の花言葉では「幸せを招く」「永久の幸福」縁起の良い言葉です。

所が縁起の良い花ですのに、怖い話も有ります。
毒性を持つ根には[アドニン]と言う成分が有ります。

勿論、幾つかある毒性の中には民間薬として用いられる成分も有りますが、葉にも毒性が有ります。

芽出しの頃はフキノトウと間違えて誤食しやすいほか、
若葉がヨモギの葉に似ているので注意が必要です。
症状は嘔吐、呼吸困難、心臓麻痺などで、重症の場合は死に至るとか。

✒【福寿草目出度き裏に含む毒】

📝日本では自生地が北海道から九州にかけて見られる[福寿草(エダウチフクジュソウ)]と以下の3種類の個体が[福寿草]として総称されています。

[北見福寿草]は自生地が北海道東部に限られ一株に1輪しか花を付けない点と
花弁が萼片の半分が特徴です。
[陸奥福寿草]は自生地が東北から九州にかけて見られます。画像はネットより
[四国福寿草]自生地は四国及び九州の一部に限られます。
葉の裏面に毛が無く茎頂に直径3〜4㎝の黄色い花を1個つけるのが特徴。

✒【荒れ寺に密かに有りて福寿草】

✒【争いに憂い含んだ福寿草】

💕地球上から全ての諍を無くし全ての人々に
平和な日々が訪れて欲しいです。