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ブレードランナー(ファイナルカット版)


1982年公開

舞台は2019年。超高層ビルがひしめき、酸性雨が降り続ける街。
人造人間・レプリカントが人間を殺して逃亡する。
ブレードランナー(特任捜査官)である男がレプリカントを追跡していく。


アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・K・ディック/著


1982年ということで当たり前ですが、ハリソン・フォードが若い!でもやっぱり色気はありますねぇ。
監督は、『エイリアン』や『グラディエーター』などのリドリー・スコット監督です。
長生きしたいって思うのは人間だけじゃないっことでしょうか?

◈◈◈◈◈◈以下ネタバレ◈◈◈◈◈◈
タイレル社が発明した人造人間、レプリカント。
人間より勝る体力と、レプリカントを作った技術者に匹敵する知能を持っています。
そんなレプリカントがある時、反乱を起こして人間の敵へと変貌します。
なんだかそんな話の映画他にもあったようなぁと考えて思い出したのが、『アイ、ロボット』でした。
ハリソン・フォード演じる、リック・デッカードは脱走したレプリカントを抹殺する、捜査官・ブレードランナーなのです。
気だるげな感じが妙に色気があります☺️
さて、そのデッカードは既にブレードランナーを退職していましたが、4人のレプリカントを追うため強制的に復職させられます。
レプリカントの開発者であるタイレル博士の元に赴き、彼の秘書であるレイチェル(ショー・ヤング)もレプリカントであることを見抜きます。
その後レイチェルは、デッカード宅に押しかけ自分の記憶が移植情報、つまり作られた記憶だということを知り、ショックを受け涙を流します。
ある日突然自分の記憶が偽物だと知ったらそれはショックですよね😔

デッカードは捜査の結果、脱走したレプリカントの4人の内1人を見つけ出し射殺します。
酸性雨が降り注ぐ人でごった返した街中で追いかけるシーンは、ハラハラしました。
その直後に、レイチェルがタイレル博士の元を脱走したことを聞かされ、彼女も「解任」さるよう指示されます。
しかし、レプリカントに襲われていたところをレイチェルに助けられ、「解任」するのか問われ「自分はしないが他の誰かがやる」と答える。
この時点でだいぶレイチェルに惹かれているように思いました😏

一方、反乱を起こしたレプリカントのリーダー(バッティ)と残りの1人(プリス)は、タイレル社の技師・セバスチャンに近づき、タイレル博士に会うことに成功します。
その目的は、4年という短い寿命を伸ばしてもらうことです。
しかし、博士に「技術的に不可能。限られた命を全うしろ」と言われます。
絶望したバッティは博士の目を潰してしまいます。生きたまま…
更にセバスチャンをも殺してしまいます。なんだかセバスチャンが不憫に思えてなりませんでした。
その知らせを聞いたデッカードは、セバスチャンの住んでいたアパートへと足を踏み入れ、プリスを射殺します。
セバスチャンのアパートは、人形恐怖症の人は鳥肌かもです😱


プリスが撃たれたときに奇声を発しながらのたうち回るシーンは、なかなかに気味悪さを感じました。
そこへバッティがやってきて、何故か突然パンツ一枚になり最終対決になります。
何故にパンイチになる必要が??🤣

1本、2本と指を折られるデッカード。
自分の手に釘のようなものを刺すバッティ。
後半になってなかなか痛々しいのが続きます😨

気付いたら、バッティの片手には白いハトが握られています。
よくわかりませんでした。

追い詰められたデッカード。
最早ここまでかと思ったとき、バッティに助けられる。
そして突如バッティは、穏やか笑みを浮かべ「その時がきた」と言って最期を迎えます。

結末としては、デッカードとレイチェルが逃避行するという形で終わりました。

42年前とは思えないほど映像が綺麗でした。当時に描いた近未来の姿ってこんなのだったんだなぁと、観ていて不思議な感覚でした。
終始、酸性雨が降り注ぐ暗い映像ばかりでしたが、鬱々とした嫌な感じはしませんでした。
よく映るビルビジョンには、日本人が映っていたんですが、監督のリドリー・スコットが近未来の街を描くにあたり、来日した際に見た新宿・歌舞伎町の街並みが忘れられなかったからだそうです。

4年という短すぎる寿命が与えられているレプリカント。そのレプリカントであるレイチェルと、デッカードがその後どうなったのかすごく気になります。
続編もあるということなのでぜひそちらの方も観てみようと思います!

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