書評:反音楽史 ~さらばベートーヴェン~
・先入観を覆してくれそうなタイトル
・2004年 山本七平賞受賞作
この2点に興味が湧いたため手に取ってみた。
以下書評。 ※当時の表記はプロイセンだが、便宜上ドイツとした。
「バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、
楽聖たちは何故ドイツ系ばかりなのか?」
誰もが「そういえば」と思ってしまう素朴な疑問を本書は掘り下げていく。
「日本の柔道」、「アメリカのバスケ」、「ニュージーランドのラグビー」といったお家芸のように、「クラシックのドイツ」と言わしめるような芸術の土壌があっ