奇跡的に成長しない自分
毎日が平凡に過ぎていく。
このまま年をただ重ねて、成長もなく、むしろ衰えて老いていくだけ…。
ふと、そんな気がすると、何か新しいことを始めなくてはと急に考える。
かつて手を出した「新しいこと」は、英会話に始まり、イタリア語、ジム通い、フラワーアレンジメント、かご編み、ビーズ刺繍、ステンドグラス体験、キックボクシング、演劇体験、版画などなど。
そういえば、カポエイラというのもやったことがある。
ブラジルのアクロバティックなダンスみたいな格闘技だ。
1日体験のみだったけど、なんで運動音痴の自分に側転、バク転ができると考えたのか、今となっては恐ろしく謎だ。補助してもらいながら、ゼェハァしてひたすらでんぐり返しをした記憶がある。
成長しない自分の現実から目を背けるには、床を転げ回らければならなかったのか。こわい。
その「新しいこと」のほとんどが三日坊主とまでは言わないが、3ヶ月坊主、半年坊主くらいで終わった。
自分の中で「これじゃないんだな」という日が突然やってくるのだ。単に新しいことが好きで、それがルーティンになるのが実は許せないのかもしれない。
なので、ライフワークになったものや身についた技術は今のところ、無い。
でもきっとまた、私は懲りずに何かやる。
そんな平凡な毎日が続くことはむしろ奇跡で、ありがたいことなんだ
と言い聞かせながら。
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