美味しいかきのもと。
旦那さんのおばあちゃんの栽培した『かきのもと』を貰いました。
かきのもとと言えば、調度今くらいの時期に出回る秋の味覚。(10月上旬から霜の降りる11月下旬頃まで出荷)
時期になると、栽培している民家の庭先や畑の地面を紫色に染めて、とっても綺麗です。
子供の頃から祖父母のお家で食事を頂く時や、スーパーの野菜売り場などで普通に並んでいたので意外だったのですが、菊を食べる食文化は新潟と東北、北陸地方の一部に限られるそうです。
おひたしや酢のものとして頂くのが一般的。
このかきのもと、江戸時代から食べられているそうです。
そう、アレだ。
オシャレなレストランやカフェで出てくるヤツ。
エディブルフラワーだ。
江戸時代から食べてたなんて…
新潟と東北、北陸地方の一部…最先端やん!(バカヤロウ)
この食用菊⇩
など、呼び方もいろいろ。
新潟県での『かきのもと』の名前の由来は
『生け垣の根本に植えたから』、『柿の木の根本に植えたから』など、諸説あるそうですが、
現在は、『柿の実が色づいてくるころ赤くなるから』と言うのが一般的になっているそうです。
いつきは旦那さんのおばあちゃんが、庭先の生け垣のところでたんまり咲いた綺麗なかきのもとを容赦無くもぎりながら、
『生け垣の根本に植えるから“かきのもと”なんだよ』
と教えてくれたのが良い思い出なので、その説を推したい気分です。
子供の頃は、酢の物で振る舞われがちなかきのもとの酸味と菊ならではの香りが苦手だったのですが…
大人になってから旦那さんの実家で振る舞われたかきのもとのおひたしを食べて以来、大好きになりました。
味覚が変わったと言うのも大きいかもですが、
旦那さんのお宅のかきのもとの食べ方が、酢を入れたお湯でさっと茹でたものを、だし醤油を垂らして食べる食べ方で、『酢の物!』という食べ方じゃなかったのが大きいと思います。
かきのもと✖だし醤油、オススメです。
シャキシャキと楽しい歯ごたえ、すっと鼻を抜ける菊の香り、噛むほどに感じる甘みと、他の野菜では例えられない花ならではの何とも言えないさわやかな風味。
茹でた時につく、ほのかな酢の酸味もまた良し。
さっぱりしているけど、クセになる味です。
そこにだし醤油が加わると、ご飯が進みます。
調べてみたところ、おにぎりや巻物などお米とも相性抜群とありました⇩
上の写真でも分かるように、目も覚めるような紫色で食卓が華やぎます。
おばあちゃんに冷凍すればお正月も美味しく食べられると教えてもらい、今回はたくさん貰ったので…
張り切って調理していきます!
まずは花びらだけにします。
ひたすら地味な単調作業…
美味しいの為にがんばる…!!
ここは、ちいかわのうさぎのジャムトースト回(104話)の掛け声を真似しながら、自分を奮い立たせながら頑張りました。
気張って単調作業したい時、オススメです。
花びらの端を抑えガクを引っ張ると、パキッと切れる部分があるから、上手くいくと気持ちいいんですよー♪
コレで貰った半分!
残りは種類が違うっぽいので明日…(逃)
あらゆるものに引っ付く花びらと格闘しながら、ワクワク茹でたのに、ザルでお湯を切ったら思いの外少なくなって
(´・ω・`)ショボン
となった。
おばあちゃんごめん、冷凍する間もなく食べちゃいそうだわ。
いつき的に大事だと思っていること…
いろんなレシピで茹で終わったら冷水で洗って水気を絞るとあったけど、お義母さんからザルにあけたら水が自然にきれるまで放置しておけば、絞るよりふわっと仕上がると教えてもらったので、いつきはその教えを大切にしている。
かきのもとを貰って作ったのは初めてではないけど。
ご飯が進む〜!
と、出してもらったらバクバク大口開けて食べていたかきのもと…
栽培、摘み取り、下処理、調理まで考えると量に見合わぬ手間がかかっていることを改めて思い知る。
何食わぬ顔で食卓にあげる、おばあちゃんとお義母さんは偉大だ。
追記。
翌日、あと半分は無事に冷凍されました♪
あと、花びらとガクの外し方…
もしかしたら⇩の動画のやり方がメジャーなのかも知れません!
自分のやり方はおばあちゃんに聞いたつもりでいたけど…思い違いだったかも?
白いところも食べて良いんだ〜!と再発見でした💡
こっちの方が圧倒的に楽だし(笑)
参考にしたHPさんたち⇩
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