見出し画像

今日夢見たってばよ#9

【タイトル】僕が生まれた理由


これは私が見た夢をただ書いただけですので深く考えずテキトーに読んでいただけると嬉しいです。


...…頼んだよ…..

冷たく吹く風に混ざる、ほのかな磯の匂いを感じながら
1人寂しく船を漕ぐ。
僕は何故か分からないが海の上にいた。
周りは島も海鳥も人も見えずただ水平線が広がるだけ..

でもこの感覚は覚えている。
僕は過去にもこの経験をしたことがある.…と思う。
何をしたかは覚えていないが自分にとっては1番大切な事だと頭で理解している。

今でも同じだ。
ここは現在でも未来でもない。
きっと果たさなくてはいけない使命があるのだ。
ただひたすらと前へ進み続けるのみ。


賑やかな商店街を歩きながら私は友人の愚痴を聞いていた。
ふと気になる話題に私は答える。

「私は神様は存在していると思うの。
 けれど今でもよく分からないんだ。
 何故だか昔、神様に会った気がするんだよ。」

「何それ〜、ワタシは絶対に信じないかな。
 だって3連続でおみくじ大凶とか
 神に見放されてるでしょ!信じないから!!」

そんなこんなで目的の神社で御参りをして賑やかな
屋台の焼きそばやりんご飴を食べて
賑やかな夏祭りの余韻に浸っている。

「この夏も今月で最後だな〜」

#####記憶が一部欠如しています#######

「すご〜めっちゃ小さくなってる。」

私は小さくなっていく島を見て本当に日本を離れるんだ
と実感していた。
初めて乗る飛行機は思った以上に未知な事だらけで
悪目立ちするほど楽しんでいた。
でも同時に友人や家族と離れるのは寂しかった。 

目的地のオーストリアまで残り6時間もあったので
私は眠ることにした。

どれくらい経っただろう。
ドンッとデカい音がして周りが少しザワつき始めたので
目が覚めてしまった。

「後どれくらいなのかな」

大きな欠伸をしながら外を見ると空は茜色に染まり夜が近づいてきているのが分かった。

しかし妙だなっと窓から前方を見る。
すると翼から黒い煙が出ていた。
警告音が鳴り頭上から酸素マスクが落ちてくる。

バリバリッ

私は自分の人生史上初の恐怖と人生の頓挫という絶望感を同時に感じ
涙を溢さずにはいられなかった。
どんどん翼の原型が崩れていく。

身体が前後左右に揺れて自分が逆さなのか正面を向いてるのか
わからない。
視界が爆音と共に真っ暗になる。

「んっ…はっ!?」

気づけば私は落ちた残骸の何かに捕まり冷たい海の波に
流されていた。
外は段々と明るくなっていき自分が誰にも知られず
何も無い海で孤独に死ぬ恐怖に耐えられなくなった。

「もう足が動かない.…喉も乾いた…はぁ...はぁ.…」
力が入らず目の前が暗くなる。

「おいっ.……丈….か...…ばれ…….…けて......….…」
意識を失う前に薄らと見えたのは神だったのだろうか。
でも青年っぽかったな。


船に乗りしばらくして
そこにいる気がした場所に船を走らせると
1人の女性が浮いていた。
僕は急いで拾い上げ救助をする。

「おいっ…大丈夫か?頑張れ、今助けてやるから」
命に別状はなく気を失っているみたいだった。
この女性は以前にも会った気がした。

救助隊が見えたので引き渡す為に船を近けたが
僕の使命はここまでだったようだ。

「ふわぁぁ….よく寝た〜。って今日月曜日!?」
起きたら2日経過してて驚いた。
しばらく経ち大学でテストを受け、長期休暇になったので母の実家に行くことにした。
僕はふと居間にある親族の中に見覚えのある顔立ちを
した女性を見つけた。

「婆ちゃん、この女性は誰なの?」

「あ〜この人はあたしのお婆ちゃんだよ。」
#####記憶の継続に失敗しました#######


時空飛行には代償が必要でしょう。
それは戻る時もまた然り。
彼は何度もひい×2婆ちゃんを助けたのかな?

記憶を一部失う代わりに飛べるなら皆様は
過去に飛びたいと思いますか?
僕は飛びたい!

おやすみ







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?