(苦手な人は読まないで)ストレスで生理が終わらないなと思ったらいきなり大出血した話

  私は古い人間なので、自分の生理の話を(しかもちょっとグロい)書くのは気が進まないのだけれど、もしかしたら同じような状況になって悩んでいる人の参考になるかもしれないと思ったので、書いてみようと思います。そういう話が苦手な方は気分が悪くなってしまうと思うので、ここでさよならしていただければと思います。


 職場の異動で4月1日から環境も仕事もがらりと変わって、しかも年度当初から「全然知らん仕事の内容を偉い人に説明しなくちゃいけない」というストレス満載の仕事が立て込み、結構しんどい状況になった。新しい同僚はみんな優しいし、知っている人も何人かいるので、かなり恵まれた環境ではあるけれど、だからといって緊張しないというものではない。そう、私は毎日緊張していた。結構年も取っているし、異動だって初めてじゃないのに、どうやって振舞えばよいか分からなかったのだ。

 そんなこんなで予定通り生理が来た。元々生理のトラブルは少なく、いつも大体予定通りにはじまって、五日くらいで終わる。しかし、五日目になっても軽血の量が減らない。おかしいなと思いつつ、ネットで調べると「ストレスで生理が長引くのはよくあること。一過性のものであれば心配ない」という記述を見つけたので、とりあえず気にしないことにした。

 六日目になり、量が減ってきたのでこのまま終わるだろうと一安心した。しかしその日の午後、普段滅多に会うことのない、会社で一番偉い人に仕事の説明をしなくてはならず、大緊張。なんとか無事終わって席に戻ったときに、ドロッとしたものが出た感触があり、あわててトイレに駆け込んだところ、漏れるほどの出血。黒いパンツを履いていたため、それ以上の漏れはなかった。その日の朝服を選ぶとき、なぜか急にそのパンツを履く気になったのだが、もしかしたら第六感が働いたのかもしれない。
 その日の夜、お風呂に入ったときに「子宮のツボ」を思い出し押してみたところ、十センチ以上の塊がドロッと出てきて驚く。

 七日目の朝、少し出血しており、その後も大した出血はない。このまま生理が終わるだろうと安心していたら夕方にまた大出血し、漏れる寸前だった。昨日の教訓を生かしてしばらくボトムは黒にすることにしていたので、またもやそれ以上の被害はなかった。
 これは女性ホルモンが乱れているせいだろうと思い、終業後に「女性ホルモンを整える」というゼラニウムのアロマオイルを買って帰り、寝る前にそれを焚きながらユーチューブで「女性ホルモンを整えるヨガ」をやった。大豆イソフラボンも取ったほうが良いと思ったので豆乳も飲んだ。

 八日目の朝、またもや大出血。この日は職場の歓送迎会なので、普段は車通勤のところ電車で出勤。鉄分が入った乳酸菌飲料を毎日飲んでいるのだが、この日はそのほかに一日分の鉄分が含まれているという乳飲料を買って飲む。午前中にお手洗いに行くと、おとといのお風呂の時のような塊が出てビビり、「これは速攻でお医者さんに駆け込んだ方が良いレベルなのでは」と思い、職場の保健室に駆け込む。看護師さんは親切に話を聞いてくれて、貧血の症状が出ていないのであれば、かかりつけ医に行ったほうが良い。今日は歓送迎会で行けないのであれば明日でも良いのでは、と助言をくれた。あれっ、思っていたより切羽詰まっていないみたいだ、と思って少し安心し、職場に戻る。
 しかし、その後一時間おきにトイレに駆け込むほど頻繁にドロッとした塊の出血が続く。お手洗いに行くたびに塊が出て、これはさすがにまずいのでは、と思いかかりつけ医をネットで検索したところ、この日の午後は休診。このペースで出血し続けたら、明日の朝目覚めないんじゃないかしら、と不安になる。そうは言っても看護師さんの反応を考えると、貧血の症状が出なければ大丈夫なのだろうと思いなおし、歓送迎会まで頑張ることにする。職場から店に移動する徒歩10分程度で、夜用とシンクロフィットが真っ赤になる出血っぷり。それでも一時間に一回トイレに駆け込んで、どうにか歓送迎会を乗りこなした。異動後初めての飲み会だったので、どうしても出ておきたかったのだ。
 でも、出血量から考えて、飲み会に参加するなんて絶対間違っていたと思う。ちなみに普通にお酒も飲んだ。帰宅すると出血は少し落ち着いている。明日は絶対病院に行こうと決意し、就寝。

九日目
 無事目が覚める。貧血症状もない。出血もだいぶ落ち着いている。普段通り出勤し、かかりつけ医が空いている夕方に病院に行くため、一時間早く帰らせてもらうことにする。
 夕方かかりつけ医に行き、スマホに用意しておいたメモを見ながら時系列で説明をする。実は私には子宮筋腫があるのだが、内診してもらったところ、特に変化はないとのこと。おそらくはストレスで過剰に反応したものだと思われるから、出血も収まってきていることだし、しばらく様子をみましょう、ということに。かかりつけ医は悩みながらその結論を出してくれたのだが、私はその結論を聞いてすっかり安心して帰宅した。そのせいか、出血もほぼおさまってきた。

十日目(休日)
 午前中、ほんのわずかの出血があり、その後色付きのおりものが出るが、その後ピタリと止まる。生理が終わった。結局かかりつけ医に行って安心できたのがいちばんの要因だったと思われる。それにしても、もし八日目の午後にかかりつけ医が休診じゃなかったら、判断も違っていたのかなと思う。どちらが良かったのかはわからないけれど。まあ少なくとも歓送迎会の出席は止められたに違いない。

【まとめ】
・    今回一番気になっているのが、「アロマを焚いてヨガをやった」ことがその後の大出血に関係しているのではないか、ということ。かかりつけ医に時系列で説明した時も、「アロマを焚いてヨガをやって・・・そしたら次の日に」のあたりで「大出血したの?」と聞かれたので、そういうことがあるのかもしれない。ちなみに私はヨガもアロマもかなり効くタイプ(気持ちで効いているんだと思う)。
・    もし同じような状況の方がこれを読んでいたら、私の助言はただ一つ「病院に行こう」。私も最初は病院に行かずに済むようにとネットで調べたりアロマやヨガを試したのだけれど、結局それが逆効果になった可能性がある。ちなみに、九日目の時点で出血が収まっていたのに私が病院に行ったのは、七日目の時点で収まりそうだったのに大出血したから、というのもあるけれど、ストレス以外の原因があるならば、早い方が良いと思ったからだ。原因がストレスかも、というのはあくまで私の推測に過ぎなかったので、お医者さんに判断してもらったことで、かなり安心できた。
・    大出血してものすごく動揺したんだけれど、最終的には「でも出た量を全部足しても、400ミリリットル献血の量まではいかないよな」という変な確信があったので、パニックにはならなかった。献血をしたときは、言われたとおりに言われた量の水分を摂れば貧血にならない、ということに最近気が付いたので、それに倣って水分を摂るようにしていた。それから毎日鉄の乳酸菌飲料を飲んでいたのも良かったのだと思う。実は鉄分が少なくて献血を断られた苦い経験があり、それを機に毎日飲んでいたのだが、それが功を奏した。献血をしていると思わぬところでピンチが回避できるようだ。

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