道成寺スピカ

子なし行き遅れ、将来を嘱望されないタイプの万年平社員。みんなが羨むようなものは何ひとつ…

道成寺スピカ

子なし行き遅れ、将来を嘱望されないタイプの万年平社員。みんなが羨むようなものは何ひとつ持ってはいないけれど、なぜか毎日ご機嫌に暮らしています。丁寧な暮らしとはほど遠い、雑な毎日。だけど本人が幸せならば、それでいいじゃない。みんな私みたいにテキトーに生きればいいのに。

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    雑に暮らす雑な女の雑な4コマ日記です。

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イカの天ぷらについての一考察あるいは読む価値のない話題について

 人に話すほどのことではない、という枕詞を耳にすることは多々あれど、これほど人に話すほどのことではない話はなかなかないと思う。イカの天ぷらって、消しゴムでも行けるんじゃないかと思うんだけれど、どう思う?  私はイカが好きだ。数多ある魚介類の中でもイカがいちばん好き、というわけではなく、ウニやトロ、イクラなど高価なラインナップが上位を占める「私の好きな魚介類ランキング」ではいささか低い順位にあるけれど、比較的好きな方である。  しかし、数あるイカメニューの中でも、イカの良さを出

    • ゴールデンウイーク(前半)

      • 「中途半端」は長所だと思うという話

         私は電車が好きだ。しかし、決して電車に詳しいわけではない。車両の種類も路線図も全く分からないし、多くの電車に乗った経験があるわけでもない。本物の鉄道マニアとは比べものにならないくらいの、ただの「電車好き」である。  一方で、私には歌って踊る推しがいる。結構長い期間推し続けていて、コロナ禍前にはライブにも行っていたのだが、基本的に一回のツアーで参戦するのは一回だけ。いわゆる「遠征」と呼ばれる他県への参戦や、複数日チケットを取って連続で観ることはしない。さらに、グッズについて

        • 日曜日の夕暮れが持つ絶望の魅力について

           日曜日の夕暮れが好きだ、と思う。好きだと言い切れないのは、平日週五日勤務の私にとって、日曜日の夕方は絶望しかないはずだからだ。平日にはできないあれもこれも、なんでもできるような気がして浮かれていた金曜日の夜から一転、結局何一つやり遂げることもできないまま、また憂鬱な月曜日がやってくる。そんな「天国の終わりの入り口」みたいな時間を好きだなんて、ちょっとおかしいような気がする。でもおかしなことに、どうやら私は日曜日の夕暮れが好きみたいなのだ。    大概、日曜日の夕暮れは自分の

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          (苦手な人は読まないで)ストレスで生理が終わらないなと思ったらいきなり大出血した話

           私は古い人間なので、自分の生理の話を(しかもちょっとグロい)書くのは気が進まないのだけれど、もしかしたら同じような状況になって悩んでいる人の参考になるかもしれないと思ったので、書いてみようと思います。そういう話が苦手な方は気分が悪くなってしまうと思うので、ここでさよならしていただければと思います。  職場の異動で4月1日から環境も仕事もがらりと変わって、しかも年度当初から「全然知らん仕事の内容を偉い人に説明しなくちゃいけない」というストレス満載の仕事が立て込み、結構しん

          (苦手な人は読まないで)ストレスで生理が終わらないなと思ったらいきなり大出血した話

          4月1日付で職場を異動になった私の一週間

          異動詳細 ・ 事務職。異動は8年ぶり。 ・ 異動先の業務は全く経験がない。 ・ 役職なし。 ・ 新職場に知り合い(以前の職場で接点があった)人が数名いる。 4月1日以前  今年の4月1日は月曜日だったのだが、その前々日に異動先で休日出勤があると聞き、知り合いが出る時間を教えてもらい、その時間にぶつけて行った。結局忙しそうに働いているのを1時間見せてもらうだけで、何の役にも立たなかったのだが、その結果、週明けの初出勤が気分的に楽だった。雰囲気が分かって

          4月1日付で職場を異動になった私の一週間

          メガネとそれ以外

          メガネとそれ以外

          人見知りが許されるのはかわい子ちゃんだけだよね、というはなし

           私は人見知りだ。誰がなんと言っても人見知りだ。 しかし私は、特に仕事の時は結構知らない人にもグイグイ行く。 それはもちろん「仕事だから」だけれど、もうひとつ、大きな理由がある。 私ごときが人見知りしていたら、誰にも相手にされないからだ。 人見知りは許される人と許されない人がいる。 許されるのは顔面偏差値が高い人のみ。 それが私が出した結論だ。  よく漫画やアニメで 「最初は人見知り(大概女子)だけれど、主人公(大概男子)が熱心に彼女に働きかけ続けたことで次第に心を開いてい

          人見知りが許されるのはかわい子ちゃんだけだよね、というはなし

          数年に一度しか使わないけどないと困るもの。

           私が住む街は、数年に一度それなりの雪が降る。  それ以外の年は降ってもせいぜい一、二センチ程度。下手をしたら白いものがちらつく程度で終わってしまう。  先日、うかうか仕事をしていたら雪が降ってきた。しかも、結構な量だ。 しかし、「雪道が心配なので帰ります」と仕事を切り上げるわけにもいかない。 (厳密には私に限って言えば全く不可能というわけではない。そもそもそれほど重要なポジションではないため私がいなくても特に職場としては支障はないのだ。)  終業時刻になる頃には、街はす

          数年に一度しか使わないけどないと困るもの。

          映画は危険だ。

           映画は危険だ。  正直私はあまり映画を観る方ではない。決して嫌いなわけではないのだが、元々芝居好きなので、どうしても「向こう側」にいるのが生身の人間ではない分、受動的だと感じてしまうのだ。  しかしそんな私だけれど、今のところ生涯に一本だけ、二日連続で観に行った映画がある。  そもそも映画館にめったに足を運ばない私がどうしてその映画を観に行ったのか。正直に言おう。当時ブレイク直前のある俳優のエロいシーンが見たかったからである。彼がR-15の映画に出るという情報を得た私

          映画は危険だ。

          まあそんなもん

          まあそんなもん

          先輩のおごりで食事をするとき、後輩は先輩の注文したメニューよりも安いものを注文した方がよいのか問題

           私がまだ若手社員だった頃、たくさんの先輩にランチを、時には夕食をごちそうになった。そんな時、私がずっと注意していたことがある。それは、 「先輩よりも高いメニューを注文してはいけない。」 ということだ。  当時の私はそれが社会人としての常識だと思っていた。そのため、先輩とお店に入ったときは、先輩が注文を決めるまで待ち、その値段をチェックしたうえでそれよりも安いメニューを選んだものだ。やがてそのプロセスが若干面倒になり、苦手なものでなければ先輩と同じものを注文するようにな

          先輩のおごりで食事をするとき、後輩は先輩の注文したメニューよりも安いものを注文した方がよいのか問題