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地元の人々に寄り添う神社   須波阿湏疑神社 (池田町) vol.63

こんにちはKurochanです。

嶺北の丹南地域にある池田町は
山林の緑に囲まれ、自然にあふれています。

福井県で人口が1番少ない市町で
約2100人しかおらず、
高齢化や過疎化が進む地域です。

美しい山々と清らかな川の水で育つ
お米や野菜などの幸に恵まれています。

この池田町で地元の方々に親しまれている神社が
須波阿湏疑神社(すわあづきじんじゃ)です。

名前が独特で読むのが難しいですね。


●須波阿湏疑神社    すわあづきじんじゃ 

   今立郡池田町稲荷13-1

社号標と大鳥居

この神社の鳥居の色は
稲荷の神様を祀っているのもあり
朱色に近いですね。

杉の木が立派に生えています。

参道にある神門

須波阿湏疑神社は
地元の人々に「お稲荷さま」として
親しまれてきました。

稲荷の神様は
食物をつかさどる私たちの生活の守り神です。

須波(すわ)と阿湏疑(あづき)の神様の御神託により
霊亀2年(716)に山城(現在の京都府)の
飯盛山(いもりやま)から
神様が姿を現しになられたと伝えられています。 

[出典]須波阿湏疑神社境内案内図
 背の高い立派な杉の木が出迎える

古来、この地域は池田郷といわれており、
地元の農民や武将たちに信奉されてきました。 

◯御祭神
倉稲魂命(うがのみたまのみこと) いなりの神様
大野手比売命(おおぬでひめのみこと)  あづきの神様
建御名方命(たけみなかたのみこと)  すわの神様  



本殿は昭和16年(1941)に
国の重要文化財として指定されています。

延徳3年(1491)に再興された時のもので
嶺北で最古の木造建築
福井県で最古の神社建築となっています。

[出典]須波阿湏疑神社境内案内図
本殿

本殿の建物は
その時代の武将、農民のお参りする姿を
ずっと見守って来ているのです!
まさに地域に寄り添った神社といえます。

なんと建てられてから500年以上経っているとは
かなり驚きですね!


この地を訪れたのは
昨年秋でした。夕方で徐々に薄暗くなる中、
人の気配がなく、静かで厳かな雰囲気を感じたのを覚えています。

境内の奥にある稲荷の大杉へは
足を運ぶことは出来ませんでしたが
参道の杉の木を見て、
しっかりと根づき高く生えていて
生命力を感じました。


本日も読んで頂きありがとうございます!



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