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多くの個性、多様性がある今こそ働く場所は「物流センター」

それぞれの個性や適性に応じた仕事選び

今ではいろいろな多くの個性、多様性を受け入れ、働くことのできる職場が必要である。
物流センター、ロジスティクスセンターを働く場所の選択肢に入れてみてはどうだろうか?

これまでの「物流のイメージ」と「物流の進んでいる方向」

以前の「物流の仕事」の持つイメージは、多くの貨物を力に任せて運ぶ男性主体の物流の仕事というイメージだったと思います。
しかし、今では人にやさしく、「楽に」「早く」「正しく」仕事をするために自動コンベア、ソーター、リフト、AGV(無人搬送車)、電動フォークリフト、垂直搬送機、ピッキングカート、パワーアシストなどや最新の物流機器や物流システムはもちろん、物のインターネット(IoT)や人工知能(AI)などの最先端のデジタル技術やロボティクス技術を活かした機器や設備が開発、導入されてきています。
例えば、実際の作業の中においても、システムにより次の仕事を指示し、貨物を照合し、仕事の正しさを保証する機能もあり、ジェンダーレスで高齢者などいろいろな人が働ける仕事になり、サポートする機能が揃ってきています。

働き手側が選択肢を広げる

もちろん一つの物流拠点ですべての機能があるわけではありません。
なぜなら物流拠点にも個性があるからです。
「物流」では取り扱う貨物が多種多様です。
皆さんの生活に関わっている様々なものを扱っているわけです。
様々なタイプの貨物を取り扱う多くの「物流拠点」があります。
その中から自分の個性、適正にある拠点を選べばいいのです。
どんな物流センターなのか?知ってみると選択肢はぐっと広がります。

「物流」という言葉が持つ過去から引きずる職場イメージ

これまでの皆さんが持つ「物流拠点」は薄暗い倉庫で、暑くて、力仕事というイメージだけが、独り歩きしているかもしれませんが、今では明るく、環境が整備された「物流センター」に変化してきています。

フレーズのイメージ

例えば、仕事の内容をさす「倉庫で貨物荷揃えの仕事」「ドラッグストアで商品ピッキング」というフレーズの仕事の内容は、基本的には同じです。
「物流センターで貨物の格納」と「スーパーで商品の補充」での内容は、ほぼ同じです。
イメージだけで働き場所の選択肢を絞ってしまっていませんか?
フレーズが持つイメージだけで、働く場所を絞り込んでしまうのは多くの選択肢をなくしてしまっています。

いろいろな個性に対応できる物流センター

もともと体力に頼った職場だったことから、作業負荷の低減はすすめられてきました。
また、どんどん複雑な物流、ロジスティクスになってきたことから多種多様な商品をいかに短いリードタイムで正確に出荷することができるかなど荷主やお客様のニーズが高まり、システムは当たり前に導入され、日々、進化しています。
現場では、非接触で一括読取りができ、在庫の管理から発注までをスルーで行えるシステムや作業者が間違うことなく、「楽に」「正しく」「早く」作業を進めるためのシステムも導入されています。
いろいろな個性に対応できるようになってきています。

女性が活躍している物流センター

今では多くの女性や高齢者も物流センターで働いています。が、全体的にはまだまだ少ないと思います。
以前、新規のプロジェクトで女性を主体とした物流工程を作った時の話です。
立ち上げの準備期間があったことから、女性が活躍できる職場の可能性を感じて、未経験の二十歳前後の沖縄からやってきた派遣の女性たちで工程を作っていきました。
もちろん、フォークリフトも乗ったこともありません。彼女たちも不安はあったと思いますが、彼女たちの頑張ってみようという熱意を感じ、挑戦してみました。
フォークリフトの技能講習を経て、練習時間を設けて実務につながるように指導を進めましたが、驚くほど習得が速いのです。
「運転は慎重に」、「貨物は大切に」、「動作は速やかに」など彼女たちの良い個性を活かしながらスムーズな業務習得につながったのを覚えています。もちろん、システムの操作や作業一つ一つの確認も責任感を持って取り組んでくれました。
それぞれの個性を活かすことの大切さ。
彼女たちから多くのことを学べたと思っています。

物流センターは進化し続けている。

コロナ以降、買い物に行けないなどの背景から、皆さんの家庭に直結する物流などが、どんどん増え、物流業界も大きく変化してきています。
物流業界でも、デジタル技術を活用して産業構造を変革する「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」の重要性が高まり、各企業が様々な取り組みを始めています。
ただ、「運ぶ」という肉体的な人海戦術的な「物流」は終わり、「楽に」「早く」「正しく」「速やかに」など人の負荷を低減し、地球環境にやさしい物流を目指して業界全体で取り組んでいます。

お互いが理解を深める

働き側と物流拠点側が、お互いのことをもっとよく知り、もっと理解しあうことで、さらに環境は整備され、技術導入も進むと思います。
本質を知って、真剣に求めれば、驚くほどのスピードで変化していきます。5年前にこれほど社会が変化し、在宅勤務やオンライン会議が一般化すると思っていましたか?
何が必要か? 何が求められているのか?
今一度、考えてみることが必要だと思います。


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