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心に留めておきたい失敗の7つの法則

生きているとたくさんの失敗に出くわします。
かくいう私も数多くの失敗を重ねた後、今はめぐり合わせで塾講師という仕事をやっています。
また、今まで出会った人の、多くの失敗も見てきました。
今回は、その数多の失敗をよく見てみると、失敗には法則があることに気づいたので、自戒の意味も込めて書いてみたいと思います。

失敗する人の7つの法則

・行動しない人 

目標を達成する人としない人を、大きく分けるのは行動できるかどうかです。成功する人が大切なものとして、共通して挙げているのも行動力です。
行動しないことは、機会損失を生んでしまっています。そのことを意識するかどうかが、分かりやすく未来を変えていきます。
人間は楽をしようとするのは当たり前なので、極端に行動してみるのが、丁度良いのかもしれません。私もこれが原因で、多くの機会損失を生んできたので、常に行動することを心掛けていきたいです。

・愚痴ばかり、批評ばかりの人

人のアラを探すのに長けている人がいます。人の悪いところをすぐに指摘し、その原因や改善点をすぐに分析します。そして、親切な場合には、それを教えてくれたりもします。
しかし、批評家は大体において、遠巻きから見た戦況を分析して、口出ししてきます。そこには出血もなければ情熱もありません。その批評は当たっている場合もあるでしょう。しかし、踏み込まないアドバイスは、相手の神経を逆撫でするだけで、相手の耳には届いていません。ほどなくして、覚悟なき批評家はシカトされます。ノイズを発するスピーカー程にしか見られなくなってしまうのです。

・共感性のない人

これは、自己中心的、と言い換えられるかもしれません。要するに、他者の気持ちを考えることが出来ず、自分中心の考えによって、行動してしまう人です。子どものときは、世界の中心は自分だ、と思うこともあるでしょう。ですが、子どもでさえも、人の気持ちを汲んだり、まわりを盛り上げることが出来る人の方が、まわりには人が寄ってきます。いわずもがな、大人の自己中心的な考えは、避けたいところです。

・客観性のない人

共感性のないワガママな人に通ずるものがありますが、そこに陥る原因として、客観性がないことがあります。自分の行動や考え方に客観性が持てないと、独善的な考え方になっていきます。そして、重要な点は、大人になると、それを指摘してくれる人がいなくなってしまうことです。
私は客観性について考えるとき、童話「裸の王様」の王様を思い出します。「裸の王様」の登場人物たちは、客観性のなさによって、恥をかいてしまいます。「裸の王様」が示唆してくれるメッセージを、しっかりと受け取りたいものです。

・相談する人のいない人

プライドからか恥ずかしさからか、相談する人を切ってしまう人がいます。人間関係の悩みは、人間関係の中でしか、解決できません。そこでそっと手を差し伸べてくれる人の意見を聞いたり、悩みを吐き出すことが大切です。
人に相談しないで悩むとドツボにはまっていくものです。
悩むとスマホの中に答えを探しがちですが、本当の解決策はスマホをの中にはありません。信頼できる人の、生身のアドバイスをしっかりと聞くのが、大体の場合は良いと思います。

・芯のない人

すべての行動には、選択が伴っています(選択しないで、行動しているものを習慣と呼びますが)。そして、選択するからには、判断基準が必要です。成功している人には、その判断基準にブレがないように思えます。行動基準に芯があるのです。逆に、行動基準に芯がないと、無駄な時間を垂れ流すことになります。AIのアルゴリズムに動かされてしまう行動は、その典型と言えます。
自分の価値観を自覚して、常に自分の行動の判断基準となる芯を持って、生きていきたいです。

・他責変換な人

上手くいかないとき、気に喰わないことがあったときに、他人がこうしたから、また、他人がこうしなかったから、と原因を他人に求める癖がついている人がいます。すべての失敗は、一人に原因があるわけではありません。ということは、自分にも原因があると考えるべきです。
原因追究のプロセスを、他人→自分の順番で考えるのか、自分→他人で考えるのかで、その人の人間としての質は上がっていきます。おそらく、他人の行動はそんなに簡単には変わらないでしょう。そうであるとすれば、失敗を通して、自分の行動の質を上げていくのが良いのです。

失敗は最良の教科書

成功しない人の原因を考えてみると、この7点に気づきました。まだまだあると思いますし、この原因は間違っているというものもあると思います。これからも「人間」をよく見て、失敗について考えていきたいと思います。
でも、人間は失敗を通じて、成長していく生き物です。一番の失敗は「失敗からなにも学ばないこと」ですね。
失敗のない人生は学びが少ないということを考えると、失敗というのはとても奥が深いです。

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