みなみ

1984.5.1/本とか映画の感想などを書いています。

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マガジン

  • 読書ノート

    読んだ本の記録や感想などを書いていこうと思います。

  • たま日記

    たまに書く日記です

  • カラオケ店員の日記

    これは10年前、カラオケ店員としてバイトをしていた時の日記です。中二病感。 10ヶ月しかいませんでしたが、優しくて楽しくて個性的な仲間と過ごせた最高の時間でした。そんな思い出をここにまとめて置きたいと思います。

  • 中学生作文

    中学生時代に書いた作文で残っていたものをこちらに保存しています。1997~1999当時のものです。

最近の記事

【読書記録】はじめての

アーティストのYOASOBIと直木賞作家のコラボプロジェクトとして出版されている「はじめての」という短編小説集を読んだ。 きっかけは、同じくYOASOBIの楽曲である「ミスター」を聞いて。 YOASOBIには小説を元に音楽を作るというコンセプトがあると、大ヒットした「夜に駆ける」の頃に知り、同名の小説は読んでいたのだが、それ以来音楽は聞いていても元となる小説までは読んでいなかった。 しかし、今回の「ミスター」という曲は元となる小説の内容が気になる楽曲であった。 曲とMVから十

    • カラオケ店員の日記〜うる星やつらが10代に見せた文化祭の夢〜

      7時〜9時は保育園でバイト、12時〜18時はカラオケ店でバイトだった。 勤務終了後、責任者のマリさんが「ディスプレイの飾り作るの間に合わへん!徹夜しなアカン!」と困っていたので手伝うことにした。 202号室で作業開始。まずは風船を膨らませていたら、「風船20個だけ手伝う!」と言って、にいもっちゃんが来た。しかし、なかなか風船が膨らまず、マクドでポテトを買って来てパワーチャージしていた。 「なんか文化祭みたいやなあ」と言ったら「僕、文化祭経験したことないんですよ。悲しいことに。

      • カラオケ店員の日記〜奈々さまが真っ白〜

        2011/7/20 10時〜23時までバイト。13時間、キツかった。 台風だから人少ないかなーと思っていたら、休講になった学生さんが来てて以外とお客さん多かった。 最後のとどめで夜22時半頃、505号室で事件がおこった。 504号室を掃除していたら、隣の部屋からドオオオオン!!!って音がして床が振動した。 すぐに隣の部屋のお客さんが来て、「コップ割れたから来てください!」と呼ばれた。 行ってみると、テレビの角が欠けていた。 テレビは元の場所に戻してあるが、規定の場所からちょっ

        • カラオケ店員の日記〜怖い話は苦手〜

          2011/8/12 14時〜18時出勤。デザート作りのエース、フジムラさんに怖い話しを聞かされる。 2011/8/15 10時〜17時出勤。怖い話しに弱いことが広まり、リョーマさんに脅かされる。 2011/9/2 14時〜18時出勤。「おはようございま〜す」ってバックヤードに入ると、右側から「みなみさ〜〜ん」っていう声がして、見たらドラミちゃん柄のメイド服を着たウダさんが! 私「わ〜♪めっちゃ可愛いですやん!写真撮りたい!」 ウダさん「撮りましょう!」 ってことで出勤早

        【読書記録】はじめての

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        記事

          カラオケ店員の日記〜誕生日サプライズ〜

          2011/8/3 フロントから厨房に内線が入り、お客さんから誕生日サプライズを頼まれたとのこと。 注文は、「キャラメルビバリーヒルズというパフェに、ろうそくを19本さして欲しい」というものだった。 デザート作りのエース、フジムラ君が「どうやって19本さすん!?」と頭を抱えた。 「まず真ん中に一本さすやろ?ほんで残り18本………」と、相当悩み、シミュレーションを繰り返した。 が、数分後。 「ああ〜〜〜ムリ!!! せめて10本にしてくれ!!!!」 と叫んだ。 お客さんと相談の結果

          カラオケ店員の日記〜誕生日サプライズ〜

          【読書記録】絵本 いちにち

          今年2021年4月に発行された絵本「いちにち」の魅力について書いていこうと思う。 この「いちにち」という絵本の作者、ひろたあきらさんは普段は芸人として舞台に立っており、自身の1作目である「むれ」はMOE絵本屋さん大賞2019年新人賞1位を受賞している。 この「むれ」という絵本も、今までの絵本にはないような発想と展開に、大人もワクワクさせられるし、なにより絵が非常に愛らしく魅力的である。 本棚に面出しで置いておきたくなるような、センスある作品だ。 で、2作目となる「いちにち」

          【読書記録】絵本 いちにち

          【読書記録】はじまりの樹の神話

          岡田淳 作の『はじまりの樹の神話』が劇団四季のミュージカルで上演されることを知った時は胸が躍った。 岡田淳作品のファンだからである。作品のファンを通り越して、もはや岡田淳さんのファンと言えるかもしれない。それほど、好きな作家の作品がミュージカルになると言うのである。それも劇団四季の!心躍らずにいられないニュースだ。 しかし、こそあどの森シリーズの中でも一番分厚いと記憶しているこの本。内容がうろ覚えであった為、久しぶりに『はじまりの樹の神話』のページをめくった。 物語はある日

          【読書記録】はじまりの樹の神話

          【読書記録】すきまのおともだちたち

          本棚にあった「すきまのおともだちたち」を、久しぶりに読んだ。 この本は、小説だと思うのだが、こみねゆらさんによる、かわいらしい絵がふんだんに挟み込まれており、お話が章で区切られていないので、長い長い絵本のように感じる。 この本のお話しは、新聞記者である「私」が仕事で訪れた街で道に迷い、そこで「おんなのこ」と「お皿」に出会い、客としてもてなされるうちに友情で結ばれていく話しだ。 しかし、お気づきの様にその世界は「お皿」が擬人化して存在する様な、一種のパラレルワールドなのだ。

          【読書記録】すきまのおともだちたち

          新聞紙を敷いて観たもののけ姫

          1997年の夏休み、TOHOシネマズで「もののけ姫」を観た。 父、母、私、弟の4人で出かけ、「ロスト・ワールド/ジュラシックパーク」をみる母弟チームと、「もののけ姫」をみる父と私チームに分かれた。同日公開の2作でどちらも人気絶好調だったが特に「もののけ姫」は宮崎駿が作るアニメの最後にして最高の作品であるという噂や、アニメーション技術の進化と豪華な声優陣も話題を呼び、連日ものすごい人で溢れかえっていることをニュースで報じていた。 出かける前に父は「立ち見になるかもしれないから」

          新聞紙を敷いて観たもののけ姫

          夏休みの工作が笑われたこと

          スーパーに出向くと普段より子どもが多く目につく。 どうやら夏休みが始まったようだ。 夏休みといえば、とにかく宿題に悩まされる。 小学校1年生、初めての夏休みのことを思い出した。 1年生で出た宿題は、漢字ドリルや算数ドリルの他に、日記3枚と工作だった。 ドリルなどの宿題は早めに終わり、残るは工作のみとなった。 工作だけなら最後の3日あれば終わるだろう、と夏休み半ばは楽しく遊んで過ごした。 おばあちゃんの家に泊まって従姉妹と過ごしたり、近所の友達と子ども会のイベントでハイキング

          夏休みの工作が笑われたこと

          【読書記録】ぼくのお父さん

          矢部太郎さんの新作、『ぼくのお父さん』を読んだ。 期待通りのほんわかさ、一風変わったお父さんとの大らかでヘンテコリンな暮らしに、自分の幼少期を重ねてみたり、あまりのシュールなオチに可笑しくて笑いながら読んだ。 2回目を読んだ時、「このお父さんはこういう生き方を選んだのだな、自分が大切だと思うものにたっぷりと時間を使ってる。」と思った。 それは、最も人間としてちゃんと”生きてる”という感じがした。 人はいつ死ぬかわからない。 自分の時間も相手の時間も実は限られていることに気づき

          【読書記録】ぼくのお父さん

          私とラルク

          L'Arc〜en〜Cielが好き。と言うと、「まさか」という顔をされる。 「あなたの口からラルクという言葉が出てくるなんて思わなかった。」とも言われる。それくらい自分には似合わないのだと思うが、好きなのだから仕方ない。 初めは好きではなかった。というか敬遠していた。 中学生の当時、ビジュアル系ロックバンドと称されるバンドが大流行し、生徒の中には熱狂的なファンもいた。 ビジュアル系ロックバンドとは、大まかに言うと男性がメイクをほどこし、髪を伸ばし、女性の様に着飾り、まるで中世ヨ

          私とラルク

          【読書記録】モモ

          高校生の時の夏休みの読書感想文が見つかったので、ここに記録しておこうと思う。 『モモ』を読んで 3年F組 31番  もしもこの本を読んでいなかったら、私は灰色の男たちのようになっていたかもしれない。怒ることも、喜ぶことも、悲しむこともなく、人も物も愛すことのできない灰色の人間に…。そう考えるとドキッとした。 この物語は、不思議な女の子モモが、灰色の男たちから盗まれた時間を人間に取り戻し、友人や街の人々を救うという話だ。 近頃、1年が早く感じることがある。それは、地球の回転

          【読書記録】モモ