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「ゼロタッチ・ジョギング」で近所の魅力を再発見しよう!

新型コロナウィルス感染症拡大で不要不急の外出自粛が呼び掛けられていますが、完全に自宅待機の命令が出ない限りは適度に運動した方が良いと思います。そんな新型コロナ時代に安全で価値的に運動する「ゼロタッチ・ジョギング」について書きたいと思います。

ゼロタッチ・ジョギングとは、車にも公共交通機関にも乗らず、何も触れずに行ける範囲で近所の魅力を再発見しながらジョギングする試み。自転車はありで良いと思うんですが、どちらにしてもこの条件だと行動範囲が「近所」というスケールになるはずです。誰にも会わず、お店にも寄らず、ソーシャルディスタンスを保ったままゼロタッチで自宅まで帰ってくる

近所の隠れた魅力に気づくチャンス?

自分の近所を誰にも会わず寄り道せずに帰ってくるなんて味気ないと感じるかもですが、誰しも実は近所のことをそんなに良く知っている訳ではないと思うんです。もしかしたら、自分が知らなかっただけで、改めてゆっくり近所を回ってみるといいスポットがあるかもですよね?

僕の実家はジョギングして海に行けたり景色が最高な小高い丘に登れたりして家の周辺環境に恵まれてるからそう言えるかもですが、まだまだ気づいてない魅力が眠ってるはずなので、ゼロタッチ・ジョギングを実践してそういう魅力を発見していきたいです。

とりあえず、近所のサイクリングコースで海岸まで出るGoPro動画を見てみてください。

もし近所で日常生活が完結するとしたら?

もしも日常生活が歩ける範囲で完結したら素敵だと思いませんか?住むだけじゃなく、仕事も買い物もエンターテインメントも。移動が制限されてる訳でなく、遠くへ移動することもできるけど、あえてそういう豊さ追求することはありえると思います。

都市計画の最も好ましい結果は「人々が歩いて生活できる」こと。これはポートランド州立大学で習った内容ですが、都市計画って聞くとスケールの大きいものだと錯覚してしまいがちですが、実はそういうことなんです。

交通の需要を発生させない為には、何の変哲のない住宅地でも経済の拠点と見て、どの住人も生産者でありサービス提供者と捉えること。そこには経済を興すのに十分な人数がいるはずなんです。

2011年の東日本大震災の時はまだアメリカにいたんですが、その時に書いた交通の需要を発生させないように今いる住宅地で経済を興すアイデアという記事で書いた7つのアイデアを再掲載しておきます。

(1)近所で、昔あったような石焼いも規模の多彩なカートビジネスを推進。それが未来の主流ビジネスの形だと思っている。各戸で内職をして、カートで移動したり、カートの集まる市場で売ったりする。

(2)単純に、要らないものを近所の人に売ったりあげたり、フリーマーケットをしたり物々交換をしたりするのも、立派な経済活動。

(3)近所の人から要らない素材をかき集めてアートとして再構築・再利用する。大きめの部屋を持っている人は、そのアートのギャラリー兼カフェとして場所代をとって開放し、アートの売買を推進する。

(4)近所をまわって生ゴミをかき集めて大量にコンポストをつくり、農家に売る。加えて、人手不足で悩む農業を住み込みで手伝い、食事をもらうのもあり。

(5)コミュニティ・ガーデンで作物をみんなで生産・消費する。Community Supported Agricultureとして、定期的に作物を買う契約をして地元農家をサポートすることも出来る。

(6)地元の農家が団結して、団地の広場などで定期的にファーマーズ・マーケットを開く。

(7)これまで挙げたような無数の極小起業家を育てるために、グラミン銀行のようなマイクロクレジットの取り組みを導入する。銀行自体も慈善事業やNPOではなく、ビジネスとして成功させる。

僕の限定的な想像力ではこれくらいしか思いつかないのですが、それぞれで自発的に仕掛けていけば、無数に手段はあるはずです。

これからの不確実性の高い時代を生きる準備を

このコロナショックで失業者がどれだけ増えるのか分からず、働き方や生活の仕方がどうなるのか読めない不確実性の高い時代に突入すると思います。

そんな時代を生きる上で、以下の記事で「ブルーポンド」を探して「小商い」を始めることを視野に入れることを提案しました。

「ブルーポンド」とは、ブルーオーシャンの「ポンド(池)」版で、競合が少ない、又はいないマーケットのこと。不確実性の高い時代には、ブルーポンドは安定的に商売が出来る可能性が高く、選択肢の一つになりえるはずです。

そんなブルーポンドを探すのに誰もが得意なはずなのが「近所」というブルーポンドです。↑で紹介した「交通の需要を発生させないように今いる住宅地で経済を興すアイデア」はどれも「近所」というスケールの発想で、その近所の地形や人の密集度や様々な背景を知っている住人たちが「どこで何をすれば需要があるか」をきめ細やかに設定できる可能性があります。

アフターコロナ時代でも変わらず今までの働き方が出来ればいいのですが、今のコロナショックで外出がままらない期間に、バックアッププランとして「ゼロタッチ・ジョギングで近所の魅力を再発見」をしておくのはとても有意義なこととしてお勧めします!

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