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剥離骨折してしまいました・・・・&杖の思い出②

仙台駅近くのホテルに移動する前に、確か、ウォーキンさんの店舗を訪ねたはずです。木村さんと奥様にご挨拶させていただいて、お店を後にしました。

時間が近づくと、チェックインした駅近くの宿から、ライブハウスへ向かいます。静かな住宅街のようなところにある、ちょっとしゃれたたたずまいの店には、大西順子さん、峰厚介さん、米木康志さん目当てのお客さん、しかも品のいい方ばかりが集われていて、静かな熱気につつまれていました。

白塗りのインテリアが、清楚な空間で、群馬県大泉町で最初に聴いた、大西順子さんのピアノが、蘇るような瞬間を味わいました。

そして、ライブが終わると、木村さんのご厚意で、私たちは打ち上げに参加させていただくことになりました。

両親をタクシーでホテルに帰して、私たちはそのまま木村さんたちと打ち上げ会場であるビリヤード台の置かれた素敵なバーに移動します。

夢にまで見た大西さんが、ツナギ姿で現われ(想像していたより小柄)目の前で、ソフトドリンク(お酒は飲めないらしい)を片手に談笑している姿を少し離れた場所でぼーっと眺めていたら、木村さんから、こっちに来てお話しては?と促されて、私は、大西さんの向かいに座ったのです。

そして、群馬県大泉村でのライブを聴いたこと。そのときの感動が蘇って来たことを伝えたら、なんと大西さんは、「そんな昔と同じことやっていたかなぁ?」と困惑されていました。なんという失言(><)

まあ、アルコール入っていたから仕方なかったですね。

夫はというと、大学の先輩である米木さんを見るだけで、どきどきしていたみたいです。

峰厚介さんとは、実家のある栃木県足利市でのこころみ学園との繋がりを聞かせていただけて、身近な存在と感じられました。

こころみ学園だより – COCOFARM&WINERY (cocowine.com)

当時は、自分が障がい者福祉に関わるなんて思ってもみませんでしたが、また実家に帰省する折りには、ぜひこころみ学園を見学したいと思います。

と、なんだかばつの悪い思い出を残して、仙台の夜は終わったのでした。

そして、ホテルに戻って翌朝、頼んでおいたタクシーで仙台観光をしました。

独眼竜政宗の銅像を見に行ったり、仙台蕎麦の名店につれていってもらったり、すてきな女性ドライバーの案内で、両親もとても楽しんでいました。

帰りは新幹線で、両親は仙台から小山まで、私たちは東京へ、それぞれの家へと戻っていきました。

そんなジャズ好きな私が、とうとうバイオリンを手にしてジャズを演奏するようになったことを知ったら、木村さんはどんな反応をしてくださるかなぁ。

うまく弾けるようになったら、聴いてもらいたいな。

などと、動かない足と大好きな杖を手にしながら、往時のことを思い出していたのでした。

ろっくぷーる たあこ



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