馬場ゆうき(2022)『日本に20代国会議員がいなくなる日』国政情報センター

2021年の第49回衆議院議員総選挙で誕生した当代唯一の20代国会議員である福島県選出の馬場ゆうき衆議院議員による自伝的著書。いかにして育ち、政治家となり、何を考えてきたのかが余すことなく記されている。

一人一人がそれなりに立派な考えを持っているものだということを考えさせられる。しかしそれでも、皆が力を合わせて同じ方向に向けて進んで行くことは中々難しい。それは多様性と熟議の観点からはいいことだとも思うけれども、ここから一歩も動けないことは好ましいことではない。彼が立憲民主党に所属していることから、党派対立の深刻さを突き付けられる一冊でもある。

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