こちらの種車は、TOMIXの「92792 JR 24系25形特急寝台客車(夢空間北斗星)セット」から捻出しています。

今回整備するオロハネ24-552は、セットとしては夢空間北斗星のものですが、JR東日本が担当していた3往復時代の北斗星5・6号の10号車として組み込みます。

施工前

JR東日本で同じくロイヤルとの合造車であるオロハネ25-500がロイヤル個室をデッキ側に2室備えていたのに対して、JR北海道車のレイアウトに倣って車両中央に2室配置するレイアウトに変更されています。模型でも、ロイヤルが中央にあり、デュエット個室がデッキ側に3室、洗面室側に4室ある形で再現されています。
ロイヤル個室は他の車両と同じくベッドと椅子、テーブルがモーダルで表現されています。
ソロは、下段がベッドとテーブルが再現されていて、上段は室内の階段とテーブルが再現されていますがベッドは省略されています。

廊下はオロハネ25-500と違って階段もありませんので、一枚壁だけになっていて寂しい感じです。このあたりもJR北海道車との違いも含めて再現していきたいと思います。

内装再現

ロイヤル

JR北海道車がアイボリーベースの室内だったのに対して、JR東日本は濃い茶色の木目調の内装でした。また、JR北海道の増備車であるオロハネ25-556～558は、それ以前の車両とは違い天井にステラリウムというブラックライトで景色を浮かびあがらせる装置が追加されていますが、JR東日本の増備車である本形式は特に室内設備に変更はなかったようです。
一応、オロハネ25-500のロイヤルとは細かい部分では差異があったようなのですが、時代による差異なのか車種による差異なのかを判断できる材料がなかったので、表現としては全く同じにしています。

各設備については、先行して整備しているオロハネ25-500と同じように、ドライヤー入れや鏡も再現しています。
JR東日本車のベッドソファの背もたれは結構な大型だったようなので、それも意識して作ってみました。

デュエット

基本的にはソロ個室と同じような設備になっていますが、廊下側の窓はありませんでした。
また、背もたれもソロのように座るところだけにあるのではなくてJR北海道車のように端から端まである状態を再現しています。

カーテンについても、ソロで作ったものと同じ3色模様のデザインのものを取り付けています。

廊下

オロハネ25-500とは違ってA寝台とB寝台で壁面の色は同じなので、明るめの木目調一色で作っています。
ロイヤル個室はこちらも黄色の扉だったようなので黄色で再現し、その他の個室は壁面と同じにしました。

デッキ

デッキ部分はこちらも内装パーツが端まで来ていないので、紙でかさ上げしつつ扉や消火器、配電盤類を印刷で再現しています。
デッキのごみ箱が中央にあったようなのでそれは同じっぽくなるように配置しました。

室内灯

JR東日本車は基本的に廊下もデッキも含めて全体的に蛍光灯で統一されているので、こちらの車両もロイヤル個室を除いてすべて蛍光灯色である黄白色にしています。ロイヤル個室は電球色で再現しました。
この車両もオロハネ25-500と同じく純正室内灯だとデッキとデッキ側個室にLEDが無く暗くなってしまいますが、Torm.の室内灯だとデッキまでぎりぎり届くので、少しだけプラバンを延長した自作プリズムでデッキに少しでも光が届くようにしています。

全景

JR北海道車と同じレイアウトとはいえ、デザインや色などが違うので全体的にJR東日本車になるように元データを修正しています。JR東日本車の特徴である木目調な感じを出せているのではないかと思います。

カーテンは基本的にほどいた状態か閉じた状態で再現しています。上段のブラインドも室内灯の足が見えてしまう部屋…デッキ側から2部屋目上段と3部屋目下段は閉じていて、偏りすぎないように洗面室側のもう一部屋も閉じてみました。
デュエットもソロと比べて少し閉じ気味な感じにしてみました。
通路側のカーテンを取り付けないといけないのが面倒ですが、こちらもすべて閉じた状態で再現しています。

余談ですが、JR北海道車であるオロハネ25-550は551〜553はカーテンとブラインドが青紫灰っぽい色だったので、並べてみると全体のレイアウトが同じとはいっても思いの外印象が変わりますが、走らせるとちょっとした違いなんて全然分からないんじゃないかな…とレンタルレイアウトを走らせて思いました。なので結局は自己満になってしまうのですが、うまく再現できているので良しとしたいと思います！

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車両紹介

オロハネ24-550を組み込んだ編成の紹介