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【整備記録】 カニ24-508(北斗星電源車 / JR東日本)

こちらの種車は、TOMIXの「98953 JR 24系「さよなら北斗星」セット」から捻出しています。

JR東日本の電源車は、北斗星がデビューしてから約1年後に期間更新工事を受けているため、JR北海道の電源車と違ってファンの数が4基から2基になり、側面のルーバーも埋められています。


施工前

他のカニと同じように機関室に発電用エンジンが2基、モールドで再現されています。機関更新前後で特に作り分けされていないようなので、機関更新後のエンジンがこの大きさだったかは不明です。

機関更新の有無にかかわらず同じ床下になっている

内装再現

発電機

JR東日本の電源車は1991年~1993年頃に機器更新されていて、発電機が小型でより発電量の大きいものに変わったほか、側面ルーバーを埋めたり、屋根上のファンも4基から2基に変わったりという変更が行われています。今回のカニ24-508についても機器更新がありましたので防音カバーを取り付けています。

発電機の防音カバー。実際はエンジンの端の部分?が箱の外に出ていたっぽいが詳細は不明。

黄色と緑のケースに入っていたようなのですが、詳細な形状は不明なためただの「箱」となっています。外から見る分にはそれっぽくなっているので問題はありません。

機関室の扉が奥まっている様子を印刷で再現。ボディを被せると思いの外それっぽく見える

荷物室他

荷物室は車両中央の通路以外は荷物が置けるような床になっていたり棚もあったようですが一切省略してただの銀テープだけになっています。
機械室への扉だけ再現しています。
車掌室?も室内灯の足があるので省略し、代わりに消火設備を再現していますが、機関更新後は別の場所に小型のものが設置されているようですが、資料が不足しているため、機関更新前のものと同じ位置に配置しています。

消火設備の場所は実際の場所とは異なるが、室内灯の足に貼り付けて再現

室内灯

こちらはすべて蛍光灯ですので、すべて黄白色にしています。

カニ24-508の点灯状態

全景

JR東日本の電源車は、機関更新によりスッキリとした外観になっています。車外から見える防音カバーもそれっぽく見えて良いです。

カニ24-508の全景

JR東日本の電源車にはほとんど差異はありませんが、508についてはJRマークが他のカニ24-500と比べて低い位置にあるのが特徴でした。そのあたりも、さよなら北斗星のセットでは再現されています。走らせる分にはあまり気になるポイントではありませんので、こだわりがなければ他のカニ24-500と同じタイプのもので代用しても特に問題はありません。

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