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第七芸術 彷徨の旅

〜実話を基にした映画で彷徨の旅・事件編〜
毎週日曜日はテーマを決めて映画の感想をご紹介していきます。ぜひ、あなたのおすすめの映画も教えてください!今回は実話を基にした映画で彷徨の旅・事件編です。不思議な出来事は物語の中だけのように感じてしまいがちですが、現実にも悲しいこと、楽しいことが起こります。中でも事件を基にした日本の作品を3つご紹介します。

1. 日本で一番悪い奴ら(R15+)
2016年公開の日本映画。北海道警の刑事・諸星は成果を上げるため暴力団と綿密な関係を築き銃器の検挙数を稼いでいたが、だんだんと麻薬密売などに浸かっていくクライム映画です。日本警察史上、最大の不祥事と言われている2002年の稲葉事件がモデルです。
主人公だけでなく組織全体として悪に染まっていき、誰も止める人がいなかったのが、大小は違えど自分にもあり得る状況なのでその状況に出会った時、自分はどんな行動ができるだろうかと考えてしまいます。

2. 空飛ぶタイヤ
2018年公開の日本映画。ある中小運送会社のトラックがタイヤ脱輪事故を起こし、死傷者を出してしまった。一方的に整備不良とされ、会社は信用を失い倒産寸前まで追い込まれてしまうが、車両自体に不良があったと考え、真実究明に奔走する映画です。これは2000年の三菱リコール隠し事件がモデルです。
大きな相手にどんなに対抗しても、正しいことをしても、抗いきれない現実を感じます。それでも諦めずに力を使っていくことで、正しいことが成し遂げられたのが救いです。

3. それでもボクはやってない
2007年公開の日本映画。フリーターの主人公は就職面接のため、朝の満員電車に乗っていたが、女子中学生に痴漢と間違われ、無罪を主張するも信じてもらえないまま裁判が進んでいく映画です。
無実の主人公に勿論同情しますが、女子中学生も紛れもなく被害者であり、誰も幸せにならないストーリーに現実の虚しさを感じます。犯罪をする人が間違いなく悪いのに、攻撃する対象を誤ってでもやめない人間性というのも虚しさを感じられます。

いかがでしたでしょうか?現実に悲惨なことが起こることを知り、正しく生きたいと感じます。毎度洋画が多いので今回は邦画をお届けしました。来週は実話を基にした映画で彷徨の旅・偉業編です。引きこもりがちになっているので改善しないとなぁ。またお会いしましょう。

△今までR指定の記載をしていなかったのですが、多様性を考えると怠ってはいけない部分ですよね。

※あくまでも一個人の意見であり、価値観は千差万別

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