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ミット打ち

ミット打ちが好きな人は多い。

ただミット打ちの様に実際は上手く行かない。

ミット打ちが目的ならば構わない

気持ち良く音を鳴らして、打った感に浸るのならば問題無いが、いざ組手の為となると話は変わってくる

相手は、ミットの様に待っていてはくれない、、それどころか相手も虎視眈々と攻撃をしようと隙を狙っているのだ。

要するに攻撃の威力やスピードを上げる事にフォーカスし過ぎてしまい、攻撃と防御をスイッチの様にオンオフ切り分けて使う癖を付けてしまう

高級な術や熟練した技法は、攻撃の中に防御が宿り、防御の中に攻撃を内在させている

ミットを受ける側が、その辺りを熟知していて、油断や隙を咎め、気づかせてあげられれば良いだろうが、ミットを打つ側に主導権が有るのならば、ミットやサンドバックへの打ち込みは程々にした方が良いかもしれない。

少なくとも相手をイメージして技を出してパワーよりも心身のバランスを重視する様にしましょう!!

そして、ミットを受ける側を行い、実際にミットを受けながら相手が攻撃の比重を上げれば上げるほど、隙が生まれウィークポイントが顕になり、カウンター等も取りやすくなるか体験してみると良いでしょう!

メイウェザーのミット打ちを見ていても如何に自身のバランスを崩さず、凡ゆる相手の動きに変化対応しながらパンチを出せるかというところに意識を置いている様に感じる。ミットを受ける側の技術の高さも是非良く観察してもらいたい。

と言うことで、当会では、初心者の人に当て感や反作用を教えたり、若い子の大会向けにスタミナ練習、熟練者は、練習出来ない急所への当身練習等で使います。

自身の稽古でもミット打ちに付いて考えてみては如何でしょうか?

宜ければサポート頂けましたら幸いです! サポートは、武術の価値を高める活動に使わさせて頂きます!!