どうしても、
この人の前だと萎縮してしまう。

なんてことがあるね。

顔色を伺って、
いつも通りの自分を出せたらいいのに、
出せなくって。

ドツボにはまる。
その人が怖くて、意識しすぎてしまう。
『どうしたらいいかわからない』に陥る。

そうなると、ことは少し難しい。
心の反応が、不安の回路ができている。
なぜかその人だけに反応する回路。

いつもの君でいいのにね。
わかってるんだよね、そんなことはさ。
でも出来ない。
そうして、失敗してしまったり、
思ってもない展開へ。

その人のことばかり気にしてしまうのは、
なんでなんだろう。
僕らは、何を恐れているんだろう。
傷つくこと？避けられること？叱られること？

きっと、
『自分』ってものを
削がれる感覚なんじゃなかろうか。
そして、その場にいてはいけないような気持ちになること。
心が弱ることが、こわい。

うまくいかないときは、
連鎖してしまうものだから。
なおさら落ち込んでしまうね。

けれどもさ。
けれども、だよ。

君の人生で、その人はそんなに大事にすべき存在かい？
君は、その人の考えてることを思い描いて、
顔色を伺って、
まだ起こってもいないことまでも心配して。

まるでだいすきだ。

そう考えてみると、
なんか変だなって、ちょっと気づく。

こう考えてはどうだろう。

そこまでその人のことを考えるよりも、
本当にだいすきな人のことを
同じくらい真剣に考えた方が良い。ってさ。

恋人でも、家族でも、友人でも、ペットでも、
大事な人なら、
いろんなことを考えてあげることは、
とても良いことだ。

大きな闇に陥っている君へ。

そんなに怖がらなくても、大丈夫。
大丈夫なんかじゃない！って
怒りたくなるかもしれないけれど、聞いてね。

君には、君を大事にしてくれる人がいる。
君には、君を愛してくれる人がいる。

これだけで、
十分だったりしないかな。

きっと、恐れているその人にも、
その人を大事に思う人もいてね。

ほら言ったろ？人は自由なんだって。

君を追い込む存在のその人も、
自由に生きていて、
自由に生きているからこそ、
人に迷惑をかけてしまうこともあって。

あれ？
それって、もしかして。

ねえ、お互い様なのかもしれないね。

少しか冷静になれたなら、
いつもの君の笑顔でGOだ。

きっと、大丈夫。
同じ人間だもの、
本当に、大丈夫だよ。

僕は本当に、
君を大事に、
大切に思っているってことだけ、
念頭においておいてよ。
頼んだよ。

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