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自己評価と他己評価の乖離について

自己評価と他己評価の乖離が、想像していたより大きいのかもしれないと思い始めた。

私自身としては、自己評価が低すぎもせず高すぎもせず、割と妥当なラインなのではないかと思っていたのだけど、思っているより自己評価が低いのではないかと思う場面が、ここ数年で増えてきた。自己評価よりも他己評価の方が高い状態、つまり、買いかぶられている状況ってことだ。自己評価よりも良い評価を受けると、「私はそんなふうに思ってもらえるような人間じゃないのに」と、胸がザワザワする。

例えば、私のコミュニケーション能力について。私は自分のことをかなり強めのコミュ障だと思って生きてきた。「コミュ障」っていう言葉はあまり好きな言葉ではないけど、この言葉がとてもしっくりくると思っている。重めの人見知りでもあるので、人生の多くの時間を他人とのコミュニケーションの悩みに費やしてきた。

それなのに、5歳の頃からの幼馴染や高校からの友人は「一度もコミュ障だと思ったことがない」と言う。はじめは「揶揄っているのか?」と思ったけど、至って真剣に「本当にそう思っている」と言ってくれた。

コミュニケーションが苦手な自分と、コミュニケーションが苦手に見えない自分。コミュニケーションへの苦手意識を払拭できれば万事解決する話なのだけど、なかなかそれができないでいる。

コミュニケーションの問題以外にも、自己評価と他己評価の乖離に悩まされることはある。最近でいちばん困ったのは、私は仕事が全くできないと思っているのに、上司から昇格・昇進の話を持ちかけられてしまった時だ。自分が思っているより高い評価を得ていることについてはありがたい話なんだけど、これに限っては心の底から「買いかぶりだ」と思う。

正当な自己評価ができていないのか、もしくは、必要以上に自分を大きく見せようとしてしまっているのか……。それはわからないけれど、このズレは埋めたいと思っている。無意味な生きづらさを生んでいる気がするから。

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