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「自信がない」というクライアントへのコーチングをしたら、とんでもないことに気がついた。

こんにちは。
コーチのりょうくんです。

突然だけど、

前半一見正しいことを言っているようで、
後半になるとそれがひっくり返ってしまう
本質的な話↓

コーチングをしていて、クライアントさんから
よく出るワードの一つ。

「自信がない」

このワードについて、
コーチは何をしてあげられるだろうか、
ということについて書こうと思うんだ。

まず、クライアントが言う言葉には、
そのままの意味をそのまま捉えるんじゃなくって、

その奥にあるものは何か?

という点を見てあげたいと思う。

それは「自信がない」と言う言葉の裏に隠れた
本質は何か?ということだ。

「何かを成し遂げたいが、
自信がない」

と言っているなら、
その「自信があれば成し遂げられる」
と思っているのか、

それとも
その「自信がなくても成し遂げられる」のか。

いずれにしても
成し遂げたいことと、
自信がどう関係しているかだよね。

ここでは、例として
女性クライアントが
「憧れのAさんと結婚したい」という願望があったとしよう。

もしかしたら
Aさんと結婚するのに、彼女のいう自信は
全然関係なかったりするかもしれない。

でも、
「自信がないから
成し遂げられない」

と思っているなら、

そもそもその自信は
何かで得ることができることなのか?

「どうだったら自信が持てますか?」

と質問したとする。

すると、
いろんな「手にいれること」や
「条件」が答えとして返って来たりする。

例えば

【手に入れたいこと】

  • 美ボディ

  • 美肌

  • 小顔

※例の「手に入れたいこと」はもっと多岐にあるだろうけれど、説明の容易さから外見的なことだけに絞っただけだよ。

【条件】

  • 私が彼の求めるタイプであること

  • 彼と仲良くなる機会があること

  • 彼に彼女がいないこと

それで、
その「手にいれること」や
「条件」と言うのが

手に入れられるかどうかわからないことだったり、
条件が整うかどうかわからないことだったりするんだ。

そうなると、いつまでも自信は持てない
ということになる。

つまりどう言うことかというと、

それが自分がコントロールできない領域のことだったりすると言うこと。

コントロールできない領域と言うのは
他人が関わっていたり、
結果を伴うことだ。


できること、できないことの表

例えば
条件で言っていた
「彼が」というのは
他人が関わっていて、かつ結果を伴う内容だから
コントロールできない。

また
手に入れたいことで言っていたことは
一見努力次第で手に入れられることのように思う。

しかし、
これはあくまで美ボディになるという結果であり、
あるいは美肌、小顔になるという結果を言っていて、

これまた
結果的にはどうなるかはわからない。
(また自信を結果や他人から得ようとすると
得られなかった場合、自信がない状態が続くということになる)

となると、
コントロールできることは何なのか?

それは「他人」と「結果」に対して、

「自分」と「過程」だ。

これは自分のする行動ということで、
一応、コントロールできる領域となる。

「美ボディになるために
ジムに通う」

これはコントロールできる領域ということになる。
(しかしこれもまた実行できなかった場合、また自信をなくすこととなるのだけれど)

……とまぁ

さて、
しかし
実は本題はここからで。

これはクライアントが言った
「自信がない」ということに対して、
自信を持つということへのコーチのガイドだったとする。

でも、その前に
コーチはやることがある。

「自信がない」と言ったクライアント

だから、
コーチは
「自信を持つためには?」という視点の
アプローチをしている。

しかし、まだだ。

まず、
この自信がないという奥に何があるのか

その先に進む前に

コーチのやることは
まず自信がないことを認めてあげることだ。

クライアントは自信がないと言っている。
だから、まずそれをそのままを認めてあげることだ。

なぜ、
それが大事なのか?

クライアントは
自らを信じることができない状態にある
【自信】がないのかもしれない

だから、
まずその状態にある人を
そのまま認めてあげるということ。

「自分を信じられなくなっているんですね」

それでいいじゃないか
あなたは今その状態にあるからと言って
何もあなたの価値は変わらない

今、あなたは自信がないんだね。

待ってあげたらいい。

十分にその状態を認めてあげて
待ってあげたらいい。

さっさと進めるならそれでいい。

でも、
自分を信じられなくなっているということを
誰かに聞いてもらいたいかもしれない。

それが、そのことが
自分を否定してしまっているかもしれない。

どうあがいても
自信が持てない状態かもしれない。

自分を信じようと頑張り続けた結果、
それでも信じられなくて、
ようやく
コーチの前にたどり着いたのかもしれない。

だから、
それを認めて

そのままその時間を一緒に過ごして、
待ってみて、

そこからやっと
次にどうするか、ということに進めるのかもしれないから。

クライアントの彼女自ら
ようやく進もうと思えるかもしれないから。

何かから
自らを信じることを得る前に

あなたはそのままのあなたで

どんな場合のあなただって

あなたの価値は何も変わらない

あなたは生まれながらに
素晴らしい価値を持っていて

そのことを
自ら信じる力を

本来そもそもは持っている。

でも、今
自分を信じられなくなっていたりしても
いいじゃないか。

僕だってそうだったんだ。
そんな時もあるさ。

そのあなたもまたあなたで
素晴らしいんだから。

そこからだ。

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(あとがき)
僕の参加しているコミュニティでは、
コーチ同士の公開コーチングを見る機会が
いくらでもある。

これは、
コーチとして他の人のコーチングを見ることができる貴重な機会だと思う。

僕は独立以来ひとりぼっちで
コーチをしていたから、
人のコーチングを見るのはとても貴重な体験だった。

そこではいろんなコーチングのケースを
見ることがあって、
今回のこの記事も
そのことで気づきを得たことなんだ。

僕が参加しているコミュニティで
無料セミナーをやっているので、
よかったら覗いてみて。

コーチングで成功する五つの鍵

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いいご縁になったら嬉しいです。





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