小林夕里子(コバユリ)

バイク×アウトドアを楽しみながら「アクティブ&ナチュラルなライフスタイル」を発信してい…

小林夕里子(コバユリ)

バイク×アウトドアを楽しみながら「アクティブ&ナチュラルなライフスタイル」を発信している自然派エッセイストです。アウトドアブランド「nomadica」代表。NCAJキャンプインストラクター課程修了。AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー。コバユリの今と、これまでの執筆をここに。

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  • 『へなちょこライダーが行く!』Web版

    バイク旅エッセイ『へなちょこライダーが行く!~迷えるアラサー女の北海道バイク紀行~』(デザインエッグ社)のウェブ版です。ウェブ版の特典として、本に未収録の写真と、当時を振り返っての著者のコメントをお楽しみいただけます。

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2023年、気持ち新たに走り出す。20年前の私に負けない熱量で。

 初めましての方、見に来てくださりありがとうございます。いつもお世話になっている方には、日頃の感謝を込めて、こんにちは! エッセイストの小林夕里子(コバユリ)です。  机に原稿用紙を広げ、削りたての鉛筆を握りしめ、「さて、何から書き始めよう……」と考えていたら、気づけば小一時間が経っていた! そのくらい今の私には、文字に乗せて届けたいことが溢れているわけなのですが、何はともあれ自己紹介から。  東京生まれ、東京育ち。何の疑問もなくフツーのOLをしていた20代の終わりに、ホンダ

    • 【能登半島支援】ツーリングエッセイ売上金全額寄付のご報告

       先月このnoteで呼びかけさせていただいた能登半島応援企画に、ご信頼をいただきご賛同くださった皆様に心よりお礼を申し上げます。能登半島を舞台にしたツーリングエッセイ「女心と、旅のそら 第1話:旅女の幸せ」の売上金全額を、2月5日付で日本財団の「災害復興支援特別基金」に寄付しましたのでご報告いたします。  売上金に対してnoteより控除される諸々の手数料(約5,000円)を私が負担し、「コバユリ&バイク友」のニックネームで寄付させていただきました。  被災地の方々はもちろ

      • 「卵巣がんブログ」のマーシャさんが企画する「焚き火を囲んで青空がんトーク」をサポートするに至った経緯

        ※※「焚き火を囲んで青空がんトーク」詳細は→こちら← ※※  今や二人に一人がガンになる時代。とはいえ、身内や近しい友人にガンと闘っている人がいない私には、正直他人事のようで、昨年末に、同い年の寅女友達であるマーシャさんから自身が”ステージⅣ”だと告げられたときは、とてもショックでした。「10年後、20年後としぶとく生き抜いて!」という私からの励ましに、「とことん生にしがみついて生き切ります」と返ってきたやりとりが思い出されます。  ガンになった本人が一番苦しいに決まって

        • 【ブログ】電子書籍出版のお知らせ

           信州山旅をご報告した前回のブログから、早いもので2か月ほどが経ちました。暑すぎた夏が終わり、麗しき紅葉の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。  私はと言うと、決してコバユリノートのことを忘れていたわけではなく、公私共にあちこち旅しながらも、そのすべてをここに記せるわけではないもどかしさと共に過ごしておりました。  が!  そんな中でも、なんとかようやくかたちにできたこと。わたくしの拙著「へなちょこライダーが行く!」の電子書籍がAmazon Kindleから出版されました

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          【ブログ】女神の気配にきゅんきゅんしっぱなしの霧ヶ峰高原トレッキング(信州山旅)

           雲中の北横岳でしっとり冷え冷えを楽しんだ翌日は、打って変わって青空の夏日! 今日こそ絶景を拝むのだ~!と、張り切って向かったビーナスラインで、まんまと大渋滞にハマる。  3連休の人出に加えて事故があったようで、人気のカフェ・ころぼっくるひゅってに続く車山の駐車場にパトカーが出動していました。今まで何度となくバイクで走ったビーナスラインだけど、こんな渋滞も、パトカーの姿も、見るの初めてかも(なんてぼんやり考えていられるクルマって平和。)   そんなわけで、予定の時間を大幅

          【ブログ】女神の気配にきゅんきゅんしっぱなしの霧ヶ峰高原トレッキング(信州山旅)

          【ブログ】雲の中にも息吹いっぱいの北横岳トレッキング(信州山旅)

           北横岳は、八ヶ岳連峰北部にそびえる、標高2480メートルの山。2500メートル級の山でありながら、登山初心者でも手軽に登頂できるのは、北八ヶ岳ロープウェイのおかげです。広い駐車場を備えた山麓駅から乗車して、山頂駅に着いたらもう雲の上!  ここから1時間強、よく整備され初級者向けという登山道を歩けば、八ヶ岳連峰の大パノラマが広がる頂上に至るという、とてもオイシイお山だそうで、「そんなの、万年へっぽこ山歩きストな私のためにあるようなものじゃないか。いつか行きたいぞ!」と思って

          【ブログ】雲の中にも息吹いっぱいの北横岳トレッキング(信州山旅)

          【ブログ】涼を求めて雲上を目指す(信州山旅)

           うんざりするほど毎日暑い。小学生の頃は、光化学スモッグ注意報が発令されてお外に遊びに行けない日でも、せいぜい28℃くらいだったような? それが、明日からの東京の予想最高気温が37℃ですって? ざっくり4年で1℃上昇してきた計算か。やはり人間が地球に住めなくなる日が、いつかやってくるのだろうか……。  などと未来を憂いつつ、涼むならもう標高を上げるしかない! と勢い勇んで、目指すは長野。標高1771メートルの「北八ヶ岳ロープウェイ」にやってきました。  うぇーい、この涼しさ

          【ブログ】涼を求めて雲上を目指す(信州山旅)

          【ブログ】ノマディカが13歳になりました

           今日、わたくしめが運営するMOTOアウトドアブランド・ノマディカが13歳になりました。ひとえにいつも支えてくださる皆様のおかげです。この場を借りて心からの感謝を伝えます。どうもありがとうございます!  13年前、ノマディカを立ち上げたのは、モンゴルをキャンプツーリングした際に体感した”バイクとアウトドアの相性のよさ”を、より多くの人と共有したいという気持ちからでした。時はバイクブームが過ぎ去って、バイク雑誌にキャンプやオフロードの企画を売り込んでも「売れないから」となかな

          【ブログ】ノマディカが13歳になりました

          【ブログ】ハッピーオーライ!(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅、最終章)

           寝床にごろん、と横になり、ツーリングマップルを開く。今日走った道を指でなぞって、明日の旅を組み立てる。この道にしようかな。あそこに寄ったら日が暮れちゃうかしら。寝落ちることはわかっているのに、地図を開かずにいられない。そんな旅の夜が好き。  旅の最終日の天気は下り坂。家まで200キロ弱。昼頃までに高速に乗れば、濡れずに家に帰れそうな気がしている。ホテルの朝食を軽めに済ませたのは、早めの昼ごはんでこの旅を締めくくるためだ。  塩尻から諏訪まで下り、ずっと来たいと思っていた

          【ブログ】ハッピーオーライ!(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅、最終章)

          【ブログ】ひとり焼肉は蜜の味(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

           落とす人がいて、拾う人がいる。……って、いやこれ、当たり前じゃないからね? 普通は落としたら戻ってこないんだからね? わかってる?  この後、にわかに”落とし物不安症”になった私は、休憩を挟むたびに落とし物・忘れ物がないかを二重チェックしてから走り出し、走っている間もポケットのベルクロやファスナーを閉め忘れていないかを手探りでしつこいほどチェックするという不安ぶり。ポケット多いのでね、このジャケット。  しかし、そんな落ち着きのない私をも黙らせる勢いで、北陸信濃路は今日

          【ブログ】ひとり焼肉は蜜の味(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

          【ブログ】エンドレスミッション(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

           人生初のカプセルホテル泊に際して、勝手がわからず当たって砕けろ案件だったのは、 1. 「防水ダッフルバッグイルジグ」(60L)を持ち込めるスペースがあるのか? ⇒ 問題なかった! 2. 歯磨きや洗顔は浴室まで行かないとできないのか? ⇒ 寝室を出てすぐのきれいなトイレで万事済ませられた! 思いのほか快適なステイを楽しんだら、いよいよ今回の旅のミッションのため出発……の前に、”ミッションその2”を遂行する。  こちら、「スパ・アルプス」の玄関口にあります、北アルプスの天

          【ブログ】エンドレスミッション(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

          【ブログ】東京→松本→奥飛騨→富山(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

           渋滞覚悟で出発した日曜日、なぜか道が空いている。圏央道、中央道、長野道と順調に走り紡いで、松本インターで下界へ。そういえば昔、アウトライダーのツーリングロケで来たときも真夏の暑さだったなーと懐かしく思い出しながら上高地、そして奥飛騨へ。 「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」で小休憩。五平餅売り場に列を成す人々。んー、そこまでお腹空いてないのよねー、と通り過ぎようとしたら…… 「飲料水」と書かれた水場が! お水汲みセンサーがビビビ。五平餅の列がなくなるのを待って、売店の女性に尋ね

          【ブログ】東京→松本→奥飛騨→富山(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

          【ブログ】夏空の下の旅立ち(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

           「取りに行きます!」  そう告げた電話の先は、富山県滑川市の「ほたるいかミュージアム」。4月の富山旅の最終日に立ち寄ったときに、私はここの駐車場にクロッペの鍵を落としたらしい。  見つかったことが奇跡のようで、感激のあまり電話口で「ふぁー!」とか「ひゃー!」とか奇声を発しながら、私は郵送をお願いするのではなく、自分の足で取りに行くっきゃないと思った。だって、4月にすっかり気に入ってしまった富山をもう再訪できるなんてうれしすぎるじゃないか! 昨秋のもらい事故以来お休み中だっ

          【ブログ】夏空の下の旅立ち(忘れ物を回収しに行く北陸信濃旅)

          【ブログ】忘れ物を回収する旅、北陸信濃路<序章>

           心が置き去りのまま、とか、そんな生半可な話ではない。今回はガチの忘れ物、というか、落とし物のお話です。  4月に友人Yちゃんと富山へクルマ旅をした。”ホタルイカ掬い未遂キャンプ”を楽しんで、クロッペ(愛車2号のクロスカブ110)を置いてもらっていたYちゃん宅に戻り、自宅までのファイナルライド50kmをキメるべく帰り支度をしていたら、 「クロッペの鍵が……ない!?」  富山のキャンプ場を発つときまでは、サコッシュに外付けしたカラビナに提げてあったのを覚えているのだが、そ

          【ブログ】忘れ物を回収する旅、北陸信濃路<序章>

          【ブログ】山国に生きる幸せ(小豆島キャンプツーリング・完)

           バイクで方々を旅するようになり、山国に生まれた喜びを知ったわたくしは、後に方々でサウナをするようになり、水風呂の虜になると、天然水に恵まれた国、つまりやっぱり山国に生きる幸せを噛みしめるようになりました。以来、各地でお水取りをしては自宅に持ち帰り、サウナでの水分補給にはもちろん、日頃の煮炊きに使い、自然のありがたみを心に刻む”水活”を楽しんでいます。まだここ数年のことだけど、もはやお水取りは私の旅におけるライフワークと言ってもいいほど。  前回訪れたときはまだサウナに出会

          【ブログ】山国に生きる幸せ(小豆島キャンプツーリング・完)

          【ブログ】旅キャンプごはんの醍醐味とは(小豆島キャンプツーリング)

           食いしん坊の私にとって、旅の楽しみの大半は”食”。よって旅先でのご当地スーパー探訪は欠かせないイベントだ。醤油や味噌、米、鮮魚、惣菜売り場などには、その土地の色が濃く表れるので、お土産を買うにも、その日のおかずを買うのにも持って来い。  そんなわけでこれは、小豆島のスーパーと言えば「マルナカ」のパンコーナーでフィーバーし、旅の最中にあってもフードロスに貢献する大人たちの朝食である。  ところでこのマルチグリドルは、Yちゃんが半年くらい前にオートキャンプ用に導入したアルミ製

          【ブログ】旅キャンプごはんの醍醐味とは(小豆島キャンプツーリング)