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オランダ現代建築 渓谷型集合住宅valley

今回はただのcoboushi女将旅日記です。さてアムステルダム4日目は…?

アムステルダムには様々観光名所がありますが、中でも有名なのはゴッホ美術館とアンネ・フランクの家ではないでしょうか。私たち夫婦も朝食会場で激うまクロワッサンを頬張りつつ、今日はこの2箇所を巡ろうかとのんびり話していました。(ヨーロッパに行くと毎回パンの美味しさに悶絶する)

が、のんびりしている場合じゃなかった。よくよく調べてみると、両館とも予約が必要で、次の月まで空きがないではないですか。もう、名所旧跡を回るには予約必須の時代なのですね。(日本は遅れているから、押し寄せる観光客で身動きできない事態に陥っているのか、と気づきました。)

いじけたわけではないのですが、私は前の日寝ている間につった足も痛いし(のたうちまわった)、午前中はホテルでゆっくりすることにしました。家人は一人で観光に出かけて行きました。ぽっぽちゃんを眺めつつ、朝日の入る部屋でゴロゴロ。

森バト、ぽっぽちゃん

お昼も近くなってから、花市場で歌人と落ち合うことにしました。オランダといえばチューリップですもんね。トラムに乗って行ったのですが、このトラムの乗り方がなかなか慣れない。トラムのチケットはぺらぺらの紙製で、これをカードリーダーにかざすと扉が開きます。でも読み込んでも開かないことが多く、他の乗客も難儀していました。(多分みんな観光客)

私も降りようとした駅でうまく降りられず、すぐそばにいた初老のレディーが「もう扉は開かないわよ。変なシステムでしょ?」と慰めてくれました。そのレディーは次の駅で私と一緒に降り、目的地はどこ?一緒に行くわよ、と言ってくれます。家人と待ち合わせていることを伝えると、街角の番地プレートを指差して「ここにいるから」ってご主人に言うのよ!と、言って去って行きました。こんなエピソードが積み重なって、私はオランダという国が大好きになりました。

さて、家人と無事に落ち合い目指したシンゲルの花市場は、少し期待はずれ。まだチューリプには時期が早かったせいかもしれません。

シンゲルの花市場

そこで、少し離れたところにあるオランダ現代建築をメトロで見に行くことにしました。zuidという駅で降りると、そこはオランダの丸の内。キレキレに見える、オフィスワーカーたちが颯爽と歩いています。アムステルダムと様相が全く違う、現代的なビル街をプラプラと歩いていると見えてきました!

溪谷型集合住宅valley

途中まで登ることもできました。住宅というより、オフィスとして使われているようでした。私は現代的なものを含めて建築を見て歩くのが好きです。絵画彫刻のようなアートより好きかも。ここには、住んで見たいと本気で思いました。タワマンなんかよりずっと魅力的に感じるなー。

ここはホテルを併設した複合型施設

zuidで軽食をとったのですが、レジ横にクッキーやチョコレートなどの試食があったので、黒いお菓子を軽い気持ちでつまんで見ました。
それが驚きのまずさ。食感はグミ。でも匂いも変だし、甘さも変だし、とにかくまずい。尋ねると「リコリス」という甘草のお菓子でした。昔フィンランドで食べたことをうっすら思い出しました。その時もまずかった。味覚はそう簡単には変わらないものです。

そのあとはアムステルダムに戻って、往生際悪く「アンネ・フランクの家」に行きました。隠れ家の外観だけでも見てみたかったのです。当時ここに息を潜めて暮らしていたアンネや、惨たらしく命を奪われたユダヤ人に思いを馳せずに入られませんでした。

小さな頃、アンネの日記を繰り返し読んだものです。
小さな子が恐怖を味わう世界にはなって欲しくないものです。

さてこの日の締めは、オランダ料理のレストラン。stamppotというオランダ料理とビールで乾杯です。

お味は、一言で言うなら、
単調!大味!ポテト率高すぎ!
うーんゲルマン!
でも雰囲気味わえたからよし!笑

お肉どーん!ポテトどーん!家人のはソーセージどーん!





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