去年のことですが、ワタクシ北海道一人旅に出かけてきました。
しかも車で。このバスにぶつけるほど運転の下手な私が、なぜわざわざこのような無謀な旅を考えついたのかというと、それはひとえに「水曜どうでしょう」という北海道発バラエティー番組のせいなのです。

唐突ですが、私は俳優大泉洋と同い年です。私が大学生だった頃、彼も同じく札幌で大学生でしたが、すでに演劇人として大きく名を馳せていました。彼が出ている深夜枠の番組「水曜どうでしょう」も、ローカル番組としては異例の人気番組となり大泉洋はみるみる全国区の人気者となっていきました。

しかし、私はなぜか北海道の宝、大泉洋に興味なし。「水曜どうでしょう」も見ないまま、大人というか軽く老年に差し掛かってしまいました。

そして今！今さら！Netflixでめちゃくちゃハマっているのが「水曜どうでしょう」。どういう風の吹き回しか、初回をうっかり見ちゃったら、面白いのなんのって止まんなくなっちゃった。

そして興味を惹かれたのが、車の旅です。「水曜」のみんなは北海道はもとより、日本国内も海外も車でドンドン旅をするのです。私は気づいてしまいました。「車があれば、陸上であればどこまでも行けるのだ（基本的に）。」ということに…。

そこに気づいてしまうと、アラフィフのワクワクは止まらない。道内ならフェリーに乗らずとも、気軽にあちこち行けるのではないか？と考えました。これまでの人生、少しでもお金が貯まると海外旅行に忙しく、日本国内旅行はあまりしてきませんでした。しかも我が故郷の北海道なんて、本当にどこにも行ったことないのです。

知床も阿寒も利尻・礼文島も行ったことありません。もしかしたら、何かすごく貴重なものを見逃しているかもしれない…と、思うと運転は下手だけど行くしかない！という矢も盾も止まらない気分になったのでした。