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なぜ「からい」と「つらい」は同じ漢字なのか

どうも、こんにちは。

「辛い」という漢字は「からい」とも読めますし「つらい」とも読めます。

なぜ二つの意味を持っているのでしょうか。

気になったので調べてみました。

どちらも痛みを伴う

「つらい」について

「辛い」という漢字は、物の見た目をかたどって描かれた文字、いわゆる象形文字に分類されます。

辛いという字は、針のような器具が元になっています。

針で刺されれば当然痛いですし、痛みを感じれば辛いと思うでしょう。

ここから、「辛」という字は「つらい」という意味を持つようになりました。

「からい」について

人間が感じることのできる味は甘味、酸味、塩味、苦味、旨味などがありますが、「辛味」はこの中には含まれません。

人間が味を感じるためには「味覚」という感覚細胞がはたらきます。

ですが「辛味」は痛みを感じる「痛覚」や温度を感じる「温覚」によって感じることができます。

つまり「辛味」は「痛み」の一種なのです。

先ほどの「つらい」の成り立ちにもありましたが、「痛み」を感じることは「つらい」ことに相当します。

このことから「辛い」という字は「からい」という意味を持つようになったのです。


以上が「辛い」という漢字が「つらい」と「からい」という二つの意味を持つ理由になります。

ということは、漢字を作った人は辛味が痛みであることを知っていたのですね。

また一つ勉強になりました。

それでは、さようなら。



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